五穀豊穣の神の総本宮!5分で知る伏見稲荷大社の見どころ

関西ウォーカー

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1589(天正17)年、豊臣秀吉の造営とされている規模の大きな楼門


全国に3万社以上はあると言われている稲荷神社の総本宮で711(和銅4)年に創建。以来、時の流れと共に、人々のあつい信仰心により“衣食住ノ太祖ニシテ萬民豊楽ノ神霊ナリ”とあがめられ、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、諸願成就の神として、日本全国で広く信仰されるように。稲荷山の神々を巡拝する“お山巡り”は約4km、2時間ほどの行程。参道に立ち並ぶ、約1万基もの朱色の鳥居は壮観だ。

文化財


<楼門(重要文化財)>神社の楼門の規模として最も大きいものに属する。

<本殿(重要文化財)>社殿建築としては大型。懸魚の金覆輪や垂木鼻の飾金具など装飾品の意匠に安土桃山時代へ向かう気風がみなぎり、豪放にして優華な趣を漂わす。

<お茶屋(重要文化財)>書院造が数寄屋造化していく過程を示す数少ない貴重な遺構。非公開。

ご利益


五穀豊穣、商売繁盛など。

その他の見どころ


<稲荷山>鳥居の朱色は豊穣を表す色と言われ、古くは朝廷が、雨乞いや止雨と共に五穀豊穣や国の安穏を願い、平安時代には良縁や無病息災などを願う人の信仰も集めるようになった。豊臣秀吉も母親の病気平癒を真剣に願い、そのご利益を受けたと言われている。今では家内安全・交通安全・芸能上達などにもご利益がある。

ライトアップ


7月に行われる本宮祭(もとみやさい)の宵宮には、境内全域に散在する石灯籠や数千に及ぶ献納提灯に灯を点ずる万灯神事が行われる。

混雑状況


<昼>初詣の時期以外は比較的混雑度合いは少ない。

<夜>千本鳥居までは参拝可能。

紅葉


カエデ、イチョウなど(本数不明)。見ごろ11月下旬~12月上旬。参道などに植樹されているカエデやモミジのほか、稲荷山に自生しているものなどの紅葉が楽しめる。


ソメイヨシノなど数十本。見ごろ4月上旬。本殿の周辺に桜が見られる。数は少なめ。

年中行事


<2月>初午大祭/稲荷大神が稲荷山の三ヶ峰に初めて鎮座した2月の初午の日にちなむ祭り。

<4~5月>稲荷祭/4月下旬の「神幸祭」、「区内巡幸」、5月3日の「還幸祭」が行われる同社最大の祭典。

<7月>本宮祭/分霊を祀る全国の崇敬者が集まりご神恩に感謝する大祭。

<11月>火焚祭/秋の収穫ののちに、五穀の豊饒を感謝する伝統行事。

【関西ウォーカー編集部】

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