シロテテナガザルの赤ちゃん、お父さんはイクメン!?

北海道ウォーカー

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2016年7月11日に生まれたシロテテナガザルの赤ちゃんとお父さんのテルテル(C)旭川市旭山動物園


まるで空を飛んでいるように見えるペンギンの泳ぎ姿や、水中を泳ぐカバなど動物たちの生き生きとした姿が見られる行動展示で有名な旭川市旭山動物園。ここで今年2016年7月11日にシロテテナガザルの赤ちゃんが誕生しました!

サルといっても子育ての仕方はさまざまで、基本的にニホンザルやチンパンジーは群れで、オランウータンは母親が子育てをします。シロテテナガザルも母親が子どもの面倒をみて、野生下でオスが子どもを運ぶことはないそうですが、今回生まれた赤ちゃんのお父さん、テルテルは時々赤ちゃんを抱いているんです!これはちょっと珍しい行動とのこと。なんだか最近よく聞く「イクメン」なんて言葉を思い出して、ほっこりしちゃいますね。

今回生まれた赤ちゃんは、現在旭山動物園にいるシロテテナガザル一家にとって2頭目の子ども。お母さんのモンローは2年前にこだまを出産していて、今回の赤ちゃんはこだまの弟となります。

【写真を見る】赤ちゃんのお兄さん、こだま(2014年6月生まれ)(C)旭川市旭山動物園


最近(9月24日時点)、お母さんのモンローは赤ちゃんに柵をつかむ練習をさせているようです。ただ、上への移動は出来るものの、横移動はまだ無理なようす。そんなとき赤ちゃんは声を出してお母さんを呼びますが、モンローが行かないときはテルテルがそばに行って抱くこともあるのだとか。テルテル、本当にいいお父さんですねぇ。

柵をつかむ赤ちゃんと見守るモンロー(C)旭川市旭山動物園


赤ちゃんを抱き抱えるモンロー(C)旭川市旭山動物園


ちなみに、こだまが赤ちゃんを抱くことをモンローは許しておらず、こだまが抱いてもモンローがすぐに赤ちゃんを取り戻すそう。でも、赤ちゃんが生まれる前日まで「抱かれる側」だったこだま、今度は「抱く側」に回ろうとするその心意気、お兄ちゃんとしての自覚なんでしょうか? 赤ちゃんとともに、こだまも日々成長してますね。

命名式は10月中の予定。てながざる館では、アクロバティックな動きが見られる屋外展示は夏期限定なので(冬期は屋内展示のみ)、早めに動物園へ! 赤ちゃんを抱きながらロープや鉄棒をスイスイ渡って(「ブラキエーション」といいます)、高さ14mもある鉄塔に一気に昇る姿は衝撃です。たまに家族が鉄塔周辺に集まっていることがあるので、遭遇したらシャッターチャンス! 運が良ければ、シロテテナガザル特有の歌うような鳴き交わし(デュエット)が聞けるかも知れませんよ。(写真提供:旭川市旭山動物園)

モンローにつかまる赤ちゃん(C)旭川市旭山動物園


シロテテナガザル館。屋外展示は夏期限定(C)旭川市旭山動物園


出村聖子

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