芸術の秋は“若冲”で! 京都市美術館で若冲展開催中

関西ウォーカー

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今年は生誕300年の記念すべき年とあって、いつも以上に注目が集まっている江戸時代の異能の画家・伊藤若冲。

16年4月には、東京都美術館(東京都台東区)で「生誕300年記念 若冲展」が開催され、1か月間に約44万人も来場するという驚異的な動員を記録するほど大盛況で、若冲ブームとなっている。

そんな若冲が生まれたのは京都でも様々な若冲に関する作品展示公開が開かれているが、この秋、注目は京都市美術館で(京都市左京区)で開催中の展覧会「生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲」。東京でも出展された《雪中雄鶏図》、《百犬図》、《象と鯨図屏風》から、水墨画など日ごろは公開されない個人蔵の作品まで、京都にゆかりある作品が100点以上展示されている。

この展覧会は、東京の展覧会とは違う構成になるが、弊社発行の「若冲ウォーカー」で予習して出かければ、より深く作品を楽しめる。

東京の展覧会に合わせて発売されたムック本「若冲Walker」(現在発売中・発行:KADOKAWA)は、若冲入門としてうってつけの内容。傑作《動植綵絵》全30幅すべての解説をはじめ、若冲の精緻な世界観や、《花鳥版画》の漆黒と色彩のコントラスト、《菊花図》などのにじみ技法まで、同展覧会の主要作品を徹底紹介している。

また、書家・川尾朋子さんが案内する 「京都 若冲さんぽ」も掲載。若冲が家族の永代供養のために《動植綵絵》を寄進した相国寺、若冲晩年の隠棲の地・石峰寺、隠居後に存続のために尽力した錦市場など、若冲ゆかりの地をめぐって、若冲の人となりを感じられるエピソードとともに紹介する。

ほかにも、性格や家族構成などにも触れている「若冲について知っておきたい20のこと。」や、若冲作品を見ることができる全国の美術館・博物館情報、展覧会・関連イベントカレンダーなど、若冲を知る必携の1冊となっているので、展覧会とともに、「若冲」で芸術の秋を堪能してはいかがだろうか。【関西ウォーカー編集部/小笠智子】

小笠智子

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