滋賀の新ご当地グルメ「大津まるごとカレー」の隠し味はスイカ!?
関西ウォーカー
ご当地グルメブームのなか、滋賀県大津市で新しいご当地グルメ「大津まるごとカレー」が誕生した。
このカレーを開発したのは、(社)びわ湖大津観光協会。滋賀の高級地鶏として知られる“近江しゃも”と、大津でとれる無農薬・減農薬野菜がたっぷり入ったレトルトカレーで、9/13(日)より大津市内のセブンイレブン、旅館、ホテル、道の駅「米プラザ」などで、1個630円(200g)で販売される。
その発売にさきがけ、8/26(水)にグリーンファーム堅田店(大津市真野2-7-41)にて、マスコミを集めた試食会が開催された。
(社)びわ湖大津観光協会の松浦康之さんは、「大津の食材を使った食べ物ってないのか?とよく問い合わせがあり、その声にこたえるべく新しい物産の開発に着手しました。大津市の農家に協力してもらい、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ソラマメなど、有機野菜・減農薬野菜を提供してもらいました。さらに、大津で飼育された地鶏“近江しゃも”の、ごろっと大きなかたまりが入ってます。歯ごたえがあり、肉のうま味がしっかりした地鶏ならではの味わいが楽しめます」と語る。
実際に食べてみると、ジャガイモ、ニンジン、ソラマメ、鶏肉など、大きな具がたっぷり入っていて、それだけでも豪華なカレー。野菜の旨味がしっかり溶け込んでいて、味に深みがある。また、独特の酸味があり、それがこのカレーのアクセントになっている。
実は、独特のうまさを演出している酸味は、すりおろしたスイカの果汁から来ているそうだ。しかも、このスイカただのスイカではないらしい。
「“比良すいか”といって、終戦前後までは滋賀県で生産されていたものを、7年前から復活させた、大津のブランド野菜です。糖度が14度以上あり、大変甘くシャリシャリとした食感が特徴のスイカです。そのスイカをすりおろして、今回のカレーの隠し味にしています。また、“比良みそ”という地元の大豆と米を使った無添加味噌も隠し味に使ってコクを出しているんですよ」と松浦さん。
さらに“大津まるごと”ということで、地元のテレビ局と、材料選びから協力して作ったそうだ。「地元の人気テレビ番組『勇さんのびわ湖カンパニー』(びわ湖放送・毎週金曜深夜24:20〜25:15)のなかで、滋賀では知らない人はいない番組MCを務める、滋賀を愛するミュージシャンの川本勇さんをはじめ、番組メンバーと、地元食品製造会社『いのうえ』と材料探しから行いました。また、パッケージデザインは、地元の大学、成安造形大学の学生たちに協力してもらっています。まさに、大津が一丸となって作った、おいしいカレーです。ですので、県外の人にもぜひ一度味わってほしいです」と熱い思いを、松浦さんは最後に語った。
このスイカを使ったカレー、旬の野菜など厳選素材を使っているので、5000個限定。発売後、1か月〜1か月半で売り切れと予想されているので、興味がある人は見かけたら即買いがおすすめだ。今後は、評判がよければ秋野菜を使ったカレーの販売なども検討している。
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