こってり味への逆襲か! 札幌に台頭してきた新しいラーメンとは?

北海道ウォーカー

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札幌といえば、やはり味噌ラーメン。野菜を炒め、そこに豚骨ベースのスープと味噌を溶き入れさらに火を入れるというのが、伝統的な手法。味はコクがあり、寒い季節には本当に体の芯から温まる。北海道の風土にぴったりだなあと、思うわけである。

しかし、最近、札幌のラーメンは少し違うのである。今までと真逆を行くかのような、あっさりすっきりの“淡麗系”が来ているのである。味はといえば、鶏をベースにしたスープが多く、透き通っている「清湯(チンタン)スープ」が特徴で、味は塩か醤油というのが定番(※昔ながらの札幌味噌ラーメンは豚の清湯スープ)。

淡麗系のラーメンは14年、関東圏で爆発的に増え、一大ムーブメントを起こしている。その流れは15年、札幌にも上陸。淡麗系&中華そばを打ち出す店が急激に増えてきたのだ。

今回は、その“淡麗系”から定評のある新店3店を紹介する。

すすり


すすりの淡麗中華そば(680円)。時間をかけて抽出した清湯(チンタン)スープのクリアで奥深い風味が際立つ一杯だ


道産素材にこだわった無化調のラーメンが味わえる。麺は道産小麦使用の自家製麺。スープのもととなる鶏やタマネギなども道産で、自然の恵みを余すことなく使っているのが特徴だ。淡麗中華そば(680円)は、時間をかけて抽出した清湯スープのクリアで奥深い風味が際立つ一杯。

■住所:札幌市中央区南8西3-7-40■時間:11:30〜22:30■休み:月

昭和軒


昭和軒の正油ラーメン(700円)。麺はスープに合わせた特注品で、繊細な味わいのスープと実によく合う


40年営業していた中華そば店のファンだった店主が、惜しまれつつ閉店したその店の味を再現、さらに進化させた独自のラーメンが味わえる。正油ラーメン(700円)は淡麗そのものでありながら、しっかり食べ応えのある看板メニュー。

■住所:札幌市北区北34西4-2-13 αK' s 1■時間:11:00〜15:00、17:00〜22:00(各LO)■休み:金

香蘭


香蘭の支那そば(550円)。常連客らからは、「安いのに満足度高し」との声


店舗入口に「550円ラーメン香蘭」と大きく書いてあるとおり、リーズナブルな価格設定で多彩なラーメンが味わえる。支那そば(550円)は淡麗系の代表ともいえるクリアスープのメニューだが、見た目のパンチ力はかなりのもの。

■住所:札幌市北区北39西5-2-16■時間:11:00〜15:00、17:30〜21:00(各LO)■休み:不定

こってり系のラーメンが多い北海道なのに、なぜ、あっさり淡麗系スープを打ち出す店が増えているのだろうか。これまでの反動?ヘルシー志向?新しい味を求める客がいるから?どれも理由として当てはまるのだろう。しかし、新しいもの、イイものを取り入れ、アレンジする…淡麗ブームは、札幌のラーメン職人たちの創造性の豊かさの証明なのかもしれない。

【北海道ウォーカー編集部】

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