不況?料理男子?“合わせ調味料”ヒットの理由とは
東京ウォーカー
「Cook Do」シリーズなど、具材と混ぜて炒めるだけで簡単に調理できる“合わせ調味料”。最近は中華だけでなく和食用や洋食用も登場し、料理をする男性にも人気だという。中でも、キッコーマンの「うちのごはん」シリーズは、昨年、前年比140%の売上げ増を記録、累計約7000万食を販売したというから驚きだ。
「すきやき肉豆腐」や「キャベツのごま味噌炒め」(各210円)など、「和風そうざいの素」が人気のシリーズ。たしかに、野菜や豆腐など、身近な材料1〜2品とフライパンで、簡単に和食が作れるのは魅力だけど、ここまでヒットしているのは一体なぜ…?
「手軽さに加え、お家でごはんを作る人が増えたのも、追い風になっているのではないでしょうか」とは、キッコーマン広報。「ちょうど、もやしが注目された時期に発売された『うちのごはん もやしのねぎ味噌炒め』(210円)は、昨年の発売以来1年間で約4億円を売上げる大ヒットとなりました」
やはり、自宅でご飯を作るという“内食派”の節約ニーズにマッチしたことが、ヒットにつながった要因のよう。一方、「“料理男子”や“弁当男子”にマッチするのでは」と言うのは、「Cook Do」シリーズでお馴染みの「味の素KK」だ。
「実は、チャーハンの合わせ調味料『Cook Do 飯店炒飯』シリーズの利用状況を調べたところ、“朝チャーハン”や、“冷めてもおいしいので弁当に”といったキーワードが上がってきたんです。チャーハンは、栄養バランスもよく、ワンプレートで済むので人気ですが、合わせ調味料を使うことでより簡単に作れるので、今後さらに人気になるのでは、と思っています」(味の素KK)
初心者の料理男子にとって、ワンプレートかつ栄養価の高いものを簡単に作れるのは、たしかにうれしい話。同社も「今後、このようなニーズを更に検証してゆきたい」と、注目をしているようだ。
いずれにしても、わずかな食材と少々の手間で本格的な味を楽しめるのが“合わせ調味料”の魅力。最近では、各メーカーサイトやブログなどで、オリジナルの料理法を発表する人もいるのだとか。「平日の夜は“合わせ調味料”。休日はイチから作るという方も多いですね」(キッコーマン広報)という言葉通り、TPOに合わせて、賢く利用する人がこれからますます増えそうだ。 【東京ウォーカー】
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