大ヒット「デスノート」続編!東出&池松の撮影秘話も
関西ウォーカー
大人気漫画を原作に実写化し、06年に大ヒットを記録した映画「デスノート」シリーズの正統なる続編「デスノート Light up the NEW world」。”名前を書かれた人は死ぬ”というデスノートを使い次々と凶悪犯を殺害したキラこと夜神 月(やがみ ライト)と、世界的名探偵・L(エル)の死闘から10年。新たに6冊のデスノートが地上にばらまかれ、再び連続殺人が勃発する。キラ事件に精通する若き捜査官の三島を東出昌大、Lの後継者で名探偵の竜崎を池松壮亮が好演。それぞれの役作りから本作の撮影秘話などを聞いた。
―最初にオファーを聞いたときの心境はいかがでしたか?
東出「いちファンとして、出演のお話を聞いたときは、今、何をやるんだろうと驚きました。でもいただいた脚本を読んで、こういうことなら前作から10年後にやる意味もあるだろうと思いました。ただ現場に入る時には、どの作品にもプレッシャーはつきものですし、お芝居をする瞬間にはそのプレッシャーを忘れて演じているので、他の現場と大きく変わったところはありませんでした」
池松「あまりにも想像していないところから肩を叩かれたような、僕が作品に関わっていなかったとしても、続編の制作にびっくりしていたと思います。なので、僕に話があったことに驚きましたし、ものすごくリスクの高い作品だなと。だからこそ俳優として挑戦したいなと思いました」
―デスノートオタクの三島と、Lの後継者の竜崎の役作りについてはいかがでしたか?
東出「台本だけでなく、準備稿といって最終決定になる前の台本から読ませていただいていたので、そのなかで三島というキャラクターについて語られている部分を中心に、監督と話し合いながら固めていきました。こういう人物だからデスノートを追っているなど、三島を演じる上で核となるような部分を事前に打ち合わせをしながら作り上げていきました」
池松「現場に入る前にある程度、見えている部分と見えない部分とありました。竜崎はオリジナルキャラクターですが、Lの後継者として、デスノートの世界に存在する必要があったので最後のワンシーンまで言葉通り役を作っていったような感覚でした」
―Lは全身白の衣装が印象的でしたが、今回竜崎は黒づくめの衣装です。
池松「僕もてっきり白を着るものだと思っていたので、黒って聞いた時は、すごくおもしろくて。前作では正義と悪(白と黒)にはっきり分かれていたものが、10年経ちキャラクターが3人になり、価値観が広がったことで正義と悪が、混在しているんじゃないかっていう発想からきているんです。この発想はおもしろいなと思いましたし、竜崎を作るうえで、一つ助けられた部分でもありました」
―竜崎がかぶっているひょっとこのお面についてはいかがですか?
池松「最初は、Lが使っていたひょっとこのお面になるのかなと思っていたんですけど、新しく竜崎用のお面を用意していただいて。衣装合わせで初めてこのお面を見た時に、これは武器になるなと思ったので、当初の予定よりもたくさん使いました。衣装合わせの段階から、衣装部や美術部、もちろん監督からも前作を超えようという勢いを感じられたので、この気持ちを竜崎に投影できればおもしろくなるんじゃないかなと思いました」
―前作を意識した部分はありましたか?
東出「監督が変わると映画も変わるものですし、今回は特にキャラクターもかぶっているわけではないので、原作や前作に尊敬の念を抱きつつ、新たな物語を作るんだという思いで臨みました」
池松「いつも無視したい気持ちもあるんです。でも今回は漫画をはじめ、映画やドラマ、舞台、アニメといろんな人たちがこのデスノートを作り、育ててきているので、あまりにも無視できないんですよね。お客さんもそれを受け取って、きっとこの10年間育ててきているわけですよ。そこに対して僕らはどういう敬意の表し方をするべきなのか、考えながら演じていました」
―サイバーテロリスト・紫苑役の菅田将暉さんとはお二人とも共演経験がありますが、今回の現場ではいかがでしたか?
東出「撮影で一緒になったのは、2日間だけだったんですけど、僕が共演する時は、おちゃらけた役が多いので、今回もそういう雰囲気を残しながら芝居をしていました。2人で『ラストシーンがロックスターみたいだね(笑)』なんて話をしていましたね」
池松「僕は本作の前にちょっと変わった作品で共演していて」
東出「『セトウツミ』?」
池松「高校生役の僕らがただしゃべるだけの映画なんですけど、全然その感じが抜けていなくて、ずっとおしゃべりしてました(笑)」
東出「でもこの3人がそろうシーンの撮影は、爆破もあって1発で決める必要があったので、また違った緊張感がありましたね」
―撮影は東京をはじめ神戸でも行われたそうですが印象に残っている場所はありますか?
池松「交差点のシーンじゃないかな」
東出「そうだね。1500人のエキストラを入れた撮影は、東京じゃなかなかできないですからね。神戸一の繁華街をお借りしているので、それはすごい迫力でした。一般のみなさんも立ち止まることなくとても協力的な街で感謝しています。なかなか地方では難しいことなので驚きました」
池松「映画は人が作っているので、その時の気分や感情がものすごく作品に反映されるんです。神戸でのダイナミックでハードな撮影をみんなで乗り越えた時、これはすごいことになるんじゃないかって。そこから撮影も勢いに乗ったし、僕自身”いけるかも”と思ったんです。今でも覚えているけど、神戸の繁華街を歩いてくる東出さんが戦う男の顔をしていて、それだけで現場は引き締まりましたからね」
リワークス
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