北野武にキアヌ…セレブの“ジャンプ姿”の写真展とは
東京ウォーカー
9/2から東京・銀座のフォトギャラリー「RING CUBE」にて開催中の写真展「ONE JUMP!」(入場無料)。北野武監督やキアヌ・リーブスなど、カンヌ国際映画祭に参加した“セレブリティがジャンプする姿”を集めて話題となっている写真展だ。
作者はイタリア出身の写真作家、アレックス・マヨーリ氏。2年にわたり撮影したセレブリティは約300人。映画祭の際に小さな撮影スペースに著名人を呼び込み、ジャンプした姿を撮影した。今回の写真展ではその中から日本人にも馴染み深い人々を中心に、55点を展示している。
展示されている写真(以下敬称略)は、監督なら北野武、ロマン・ポランスキー、マイケル・ムーア、ソフィア・コッポラなど。俳優ならブルース・ウィリス、ハル・ベリー、ケイト・ブランシェットなどなど、そうそうたる顔ぶれ。
なかでもマヨーリ氏が撮影で印象に残っている人物の1人が、ヴィム・ヴェンダース監督。「カンヌ国際映画祭を終えて空港に向かう途中、スーツケースを持ったまま来てくれた」のだとか。そんな彼を撮影した写真はスーツケースを手に(台に?)したまま、ジャンプ! マヨーリ氏が個人的に「キレイなジャンプ」と気に入っているのは、アル・ゴア元米副大統領。ジャンプしてもなんともダンディなお姿!
ほかにも、さわやかな笑顔ナンバーワンはマギー・チャン、脱いだ靴を手にバレリーナのように舞うのはハル・ベリー。おもしろいのは拳を作ってカンフーのように跳ね上がっているクエンティン・タランティーノや、なぜか真横を向いてジャンプするキアヌ・リーブス、重ねた両手をほほにあてて目をつぶるモニカ・ベルッチにいたっては、ジャンプしているというよりも眠っている姿を撮影したかのようだ。
この「ONE JUMP !」は、マヨーリ氏が所属する写真集団「マグナム・フォト」の先輩、フィリップ・ハルスマン氏(1906-1979)の名作「Jump」へのオマージュ。米の雑誌「LIFE」の表紙を担当していたハルスマンは、「ジャンプをする瞬間、人はジャンプに集中するので、その人を覆っている仮面が剥がれ落ちる」と、撮影後にセレブリティのジャンプ姿を撮影していたのだという。
「カメラマンはエゴイストだなんて言われるけど、この撮影で俳優のほうがよっぽどエゴイストだってよくわかった。そんな人たちを“現実の自分達”にもどせてよかった(笑)」と皮肉り、記者たちを笑いに誘うユーモアたっぷりのマヨーリ氏。
会場にはレッドカーペットが敷かれ、その両脇に展示されたセレブリティの写真の中を歩いていくという仕組み。さながら、映画祭に自分が参加しているような気分にしてくれる。レッドカーペットの最後には“ジャンプスペース”も設置。セレブリティさながら、来場者が「ONE JUMP!」なんて体験までできてしまう写真展にぜひ足を運んでみて。【東京ウォーカー】
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