旭山の醍醐味は冬!? 最北の動物園、本領発揮です!
北海道ウォーカー
もちろんですけど、冬の北海道は寒いです。そして、旭山動物園のある旭川は寒さに慣れた北海道民でさえ、「旭川はやっぱ寒いよねぇ…」と思ってしまうほど寒いです。が、ネガティブなことばかりではありません! 日本最北の動物園なので、もともと寒さに強い動物を多く飼育していますし、寒いからこそ出来る展示がたっくさんあるんです。
まずはこちら。

歩いてますねぇ。これは「ペンギンの散歩」。冬期間の運動不足解消を目的として、ペンギン本来の習性や生態を見てもらおうということで始められたもの。ペンギンが足を痛めてしまうため、散歩コースにしっかり雪が積もってから行われます。ちなみに、2015年は12月23日からスタート。散歩はあくまで「自主参加」形式なので、そのとき散歩に出たいペンギンだけがとことこと出てきます。

こんな感じで歩いていきます。そして、それを見守る来園者の行列! ペンギンの散歩はとても人気がありますからね、必見ですよ!

そして、ペンギンの冬ならではの展示に「トボガン広場」もあります。ぺんぎん館前に冬の間だけできるペンギンの遊び場で、降り積もった雪の上を歩いたり、腹ばいになって移動(これを「トボガン」といいます)するなど、ペンギンの特徴的な行動を間近で見ることが出来るんです。これもペンギンの散歩と同じくらいの時期から見られますよ。
お次はこちら。

ものすごく太い氷柱の前にアザラシが…。「旭山動物園の冬って、こんなに凍るの!?」と思いましたか? いやいや、さすがにナチュラルな状態でこんな氷は出来ません。これはあざらし館にある屋外プールにたくさんの雪を入れるなどして凍らせた「アザラシ流氷広場」という展示。
凍った氷の穴からアザラシが顔を出したり、氷の上で寝そべったり、夏より近い距離でアザラシを観察できるんです。ちなみに、屋内の水槽から見上げると…

こんな感じで、まるで流氷の海を泳いでいるかのような姿も見られるんです! この展示が見られるのは例年1月下旬~2月中旬。※北海道でも特に寒い時期になります
3つめはこちら。

ロマンチックですねぇ。風船に水を入れ凍らせたものにキャンドルを入れて灯す「アイスキャンドル」と、その奥にいるホッキョクグマ。これは「雪あかりの動物園」というイベント。旭山動物園のある旭川市の冬の一大イベント「旭川冬まつり」と同時期に開催されるもので、2013年から始まりました。昼間とはまた違う動物の姿を見られたり、冬の夜の静けさ、寒さといった自然を感じられる貴重なイベントなんですよ。
ちなみに、この写真に写っているしずく型アイスキャンドルはすべて動物園のスタッフお手製、2016年開催時にはなんと700個ものキャンドルが園内に飾られたそうです!※2017年の開催は2月7日(火)~12日(日)の6日間。午前10時30分~午後8時30分(最終入園は午後8時00分)

今回は冬の楽しみをざざっと一挙に紹介しましたが、開催時期直前にそれぞれのイベントをふかーくご紹介しますのでお楽しみに!
冬は冬で見逃せないんですよ、旭山動物園。
※写真提供:旭川市旭山動物園
【北海道ウォーカー/出村聖子】
出村聖子
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