男気あふれる明治の男を描く作品、松平健らがあいさつ
関西ウォーカー
12月3日から映画「浅草・筑波の喜久次郎~浅草六区を創った筑波人~」が大阪ステーションシティシネマほかで封切られた。これは、明治から昭和に描けて、近代日本最大の興行街として発展した浅草六区の礎を築き、興行・実業界で活躍した実在の人物・山田喜久次郎の姿を、平成の若者の目を通して描く物語。山田喜久次郎を松平健が演じ、平成から明治にタイムスリップする劇団の主宰・幸田啓介を映画初出演となる長谷川純が演じる。ほかに北島三郎、田村亮、秋吉久美子、星由里子らそうそうたる顔ぶれに、戸井智恵美、水町レイコといった顔ぶれがそろう。
公開2日目の12月4日には大阪ステーションシティシネマで松平健と長谷川純による舞台あいさつが行われた。
山田喜久次郎を演じた松平健は「男の友情や義理人情の世界、人への思いやりとか、今、忘れられたものがふんだんに入った映画。浅草の歴史がわかるだけでなく、現代の若者ににもメッセージを与えられる。長谷川くんが演じる幸田啓介の視点で、魅力的な男を演じられてよかった」と振り返る。
長谷川は平成から明治にタイムスリップした幸田啓介を演じるに当たっての苦労を問われ「今、みんな壁にぶち当たったときに、まず頭で考えるようになっているけれど、頭で考える分、最初の一歩がうまく出せない若い人がたくさんいると思うので、ぜひこの映画でいつの時代も変わらず直接行動を起こしてぶつかってみる、その上でいろいろなことを発見し、先人からいろいろなことを教えられて成長していくという、いつの時代も普遍的なメッセージがちりばめられた作品なので、世代を問わずなにか届けられたら」と語る。
こうした長谷川の姿を、松平は「映画が初めてということで、緊張していたようだが、喜久次郎と一緒にやっていく上で成長の過程が見えた。大変真面目にやっていた」と評価し、作品については「本作はきっと心に残るものがあると思う。これを見ればきっと浅草も新たな気持で歩けると思うので、楽しんで」と、舞台あいさつを締めくくった。
【取材・文=関西ウォーカー編集部 鳴川和代】
鳴川和代
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