グランプリファイナル開幕!羽生結弦は公式練習から好調!
東海ウォーカー
フィギュアスケート、グランプリシリーズの掉尾を飾るグランプリファイナルが12月8日にフランス・マルセイユで開幕する。日本時間の19時に終わったばかりのシニア男子、公式練習から選手の仕上がりを現地からお伝えしたい。
好調な仕上がり、格の違いを見せる羽生結弦

今大会のリンクは氷が柔らかく、感触を掴めずに苦労する選手が多い中、羽生結弦は別格の仕上がり具合を見せている。曲かけでは冒頭の4ループをクリーンに着氷、その後も4サルコウ+3トウループ、3アクセルとパーフェクトに決め、早くもリンクコンディションをすっかり手のうちに収めたようだ。本人としては、おそらくまだ100%の状態ではないのだろうが、他の選手の状態があまり良くないだけに、その状態の良さは際立って見える。グランプリファイナル4連覇を射程圏内に入れた印象だ。
公式練習では不調。状態が心配される宇野昌磨

今回、優勝候補の一角として注目される宇野昌磨だが、試合当日の公式練習でも調子は上がっていない様子だ。4フリップだけでなく、どのジャンプもやや安定感を欠いていた。もっとも彼の場合、練習では悪くとも試合本番で力を見せつけたというケースは多々ある。ここからの巻き返しの可能性は十分だ。
公式練習でも4ルッツを成功!飛躍が期待されるネイサン・チェン

ジュニア時代からの度重なる怪我を乗り越え、今季、頭角を現したネイサン・チェン。4種類の4回転ジャンプを跳ぶことに注目が集まるが、長い手足を美しく使う、表現力にも長けた選手である。今日の公式練習では4ルッツを成功させており、本番にも期待を持たせる内容だった。
ジャンプの確率はまだまだながら、当然の優勝候補。ハビエル・フェルナンデス

現世界チャンピオン、ハビエル・フェルナンデス。言うまでもなく優勝候補の一角だが、練習を見る限りジャンプの確率はまだ上がってきていない印象を受けた。今日の曲かけでは4トウループ+3トウループはクリーンに成功させたものの、サルコウ、アクセルは失敗。時折、考え込むような表情が見られた。もっとも百戦錬磨のベテランなので、本番までにはきっちり修正してくることだろう。
パトリック・チャンは公式練習でのジャンプ構成は控え目だったが、本番では4トウループのコンビネーションを用意しているようだ。アダム・リッポンは控え目な構成。ショートプログラムでは4回転を組み入れていないようだが、美しい滑りで観客にアピールする。
【東海ウォーカー/取材・文=中村康一(Image works)】
編集部
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