目指せ、レコード大賞最優秀新人賞!《後編》――話題のニューアルバムの魅力をボイメンが語る!!
東海ウォーカー

「第58回 輝く!日本レコード大賞」で「新人賞」を受賞したBOYS AND MEN。12月30日(金)に放送される同番組(17:30~、TBS系)では、最優秀新人賞の受賞を目指す。そんな彼らが全国にその名をとどろかせるべく、12月14日(土)にニューアルバム「威風堂々~B.M.C.A.~」をリリース。氣志團からの楽曲提供も大きな話題になった本作の魅力を、本人たちに聞いてみた。
氣志團からの楽曲提供!「歌詞が文字化けしてる!?」と大慌て
――今作の一番の注目ポイントは?
水野 勝(以下 水野)「このアルバムの目玉はやっぱり、氣志團から楽曲提供いただいた『GO!! 世侍塾 GO!!(ゴー!! ヨジジュク ゴー!!)』です」
田中俊介(以下 田中)「氣志團は学ランの先輩として勝手にあこがれを抱いていたので、まさか楽曲提供してもらえるなんて夢にも思わなかったです」
辻本達規(以下 辻本)「『マジで!?』ってなったよね」
土田拓海(以下 土田)「勝(水野)も僕も氣志團が大好きで。結成したころは、楽曲を歌わせていただくことも多かったんです」
吉原雅斗(以下 吉原)「そんな氣志團が、実は僕たちの存在を4年前から知ってくださっていたっていうことにもびっくりしたよね。タクシーの中で流れていた映像を見て、無名な僕らのことを『名古屋に学ランを着たヤツらがいる』って覚えてくれていて……」
小林 豊(以下 小林)「以前、仮面ライダーのステージで共演した時のことも覚えていてくださって、うれしかった~」
――「GO!! 世侍塾 GO!!」はどんな楽曲なのでしょうか?
田村侑久(以下 田村)「この曲、めちゃめちゃかっこいいんですよ!」
土田「すごく男らしい曲です。氣志團がボイメンのことをいろいろ調べたうえで作ってくださったと聞いて、感激しました」
本田剛文(以下 本田)「すべての歌詞が四字熟語になっているんです」
辻本「実は初めて歌詞を見た時、『文字化けなんじゃ……!?』ってメンバーでザワザワしました(笑)。全部漢字で、見たことのない言葉がいっぱい並んでいたから読めなくて」
本田「響きのかっこいい言葉を並べているのかなって思っていたんですけど、ちゃんと歌詞にストーリーがあって、しかもメロディにもぴったり!」
小林「意味を調べると、この曲の魅力が倍増すると思う!ぜひ調べてみてほしいですね。頭もよくなるかもよ!?ほんでぃー(本田)も結構調べてたよね?」
本田「結構調べましたね。受験には出ないレベルの難しさですけど、『おお~!』って発見がたくさんあると思いますよ」
吉原「『迷わず突っ走れ』っていう意味の『獅子奮迅(ししふんじん)』とか、『自分を信じろ!』って意味合いで使われている『唯我独尊(ゆいがどくそん)』とか……ボイメンらしい言葉がたくさん出てきます」
田中「あんなにたくさん四字熟語があるのに、全部が前向きでアツイ言葉ばかりなんですよ!」
水野「『この曲は氣志團とボイメンにしか歌えない』って綾小路翔さんが言ってくださったのもすごく光栄でうれしかったです。いつかこの曲で共演したいなあ……」
リーゼントの大きさとオーラに衝撃!氣志團との初対面
――ミュージックビデオやアルバムのジャケットでの衣装や髪型も、いつものボイメンとは違う雰囲気ですね。
勇翔「メイクや衣装を氣志團風にしていただいています。今回の学ランには、全員なにかしら刺繍で文字が入っているんです」
平松賢人(以下 平松)「それぞれ、自分で入れたい文字を考えたんだよね」
田村「僕の衣装は、表には『天真爛漫』、内側には『ボイメンで検索!』って入ってますよ~!!」
水野「オレ、今回の学ランが一番好きかも」
勇翔「僕もです。シンプルなんですけど、全面に刺繍が入っているんです」
小林「髪型もインパクトあるよね~。勝のリーゼントとか、久しぶりじゃない?」
田中「勇翔もオールバックだしね。ヤンキー感強めですね」
――氣志團と初めて会った時の印象はどうでしたか?
水野「初めて氣志團の皆さんにお会いした時、気合い入れてリーゼントにしていったんですよ。でも、氣志團のリーゼントのボリューム感が半端なくでかかった(笑)!俺のリーゼントはエクレアぐらいの大きさだったのに……」
土田「勝が子供に見えたもんね(笑)」
平松「オーラもすごかったですよ!めっちゃ緊張しました」
水野「僕らはもちろんガチガチだったんですけど、氣志團の皆さんも緊張されていたみたいで、手汗をかきながら『緊張するわ~』っておっしゃっていたのはちょっとかわいかったです(笑)。ほかにも、絶対にカメラが回っているところでは言えないような男子トークで場をなごませてくださいました」
小林「本当に優しくてステキな方たちです!」
ほかにも注目したい曲がたくさん!それぞれのお気に入りは…?
――このアルバムにはたくさんの楽曲が収録されているんですよね。
辻本「『GO!! 世侍塾 GO!!』のほかにも、いい曲がたくさんありますよ。個人的には『まえのめりMinority』が好き。ボイメン精神が120%詰まってる!」
勇翔「僕も好きですね。ボイメンは、撮影していてもみんなが前に出すぎて『ちょっと下がろうか』って言われるぐらい、“前のめり”なグループなんで(笑)。間奏もかっこいい!個人的なことですけど、“シャウト担当”になることが多いなかでサビもしっかり歌わせてもらっているので、思い入れが強いです」
小林「絶対に外せないのは『ヤングマン~B.M.C.A.~』でしょ!ライブでやるとすっごい盛り上がるし、子供からおじいちゃんやおばあちゃんまでみんな踊ってくれる」
土田「大ヒット曲『Y.M.C.A.』のカバー曲なんですよ!歌詞がボイメン用にアレンジされています」
平松「『Y』と思わせて……『B』の形を作る振付がポイント♪」
田村「ボイメンのことを知らない人にも、これを聴いて興味を持ってもらえるとうれしいよね。僕が作詞したソロ曲『シアワセアンテナ』もぜひ聴いてほしい!ソロ曲が入っているのは僕だけなんですよ!!」
水野「優しい曲だよね。いつもの田村とはギャップがあるかも。直前に2時間ボイストレーニングをしてからレコーディングに臨んだくらい気合いが入ってます」
田村「歌詞も書かせていただきました。一番気に入っているフレーズは『みんなが幸せであるためにはまず自分が笑っていよう』ですかね。周りの人に幸せになってもらうためには、まず自分が幸せで笑顔でいることが大事だな、って思うんですよ」
本田「そういうところはたむちゃん(田村)らしさが出ているよね」
田村「あと『Clear Snow』も……」
平松「好き!普段の僕らとは違う、おしゃれな曲。僕で始まって僕で終わるから、僕のための曲なんじゃないかと勝手に思ってる(笑)」
田村「僕も大好き。最近は毎日、朝起きてから出かけるまでリピートで聴いてる!」
小林「すごくきれいな曲だよね~。今までのボイメンとは違う一面を見せられるんじゃないかな」
辻本「ライブで楽しめるアップテンポな曲が多いなかで、この曲は“聴かせる”曲ですね!」
“どしゃぶり”だったあの頃の晴れ舞台。初心を思い出せた曲
――ほかに、「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
本田「『男は歌舞いて花となれ』では、扇子を使ったパフォーマンスにも挑戦しているんですよ」
吉原「歌舞伎調で、和のテイストが感じられる1曲ですね」
本田「この曲に『どしゃぶりでも晴れ舞台』っていう歌詞があるんですけど、そのフレーズがボイメンっぽくて好きなんですよね。今でこそ、レギュラー番組を持たせていただいたり、日本レコード大賞で新人賞に選んでもらったり、武道館でライブをやらせていただけることになったりとありがたいお話がたくさんあって……」
平松「でも、僕たちのスタートって最初は畳一枚分のスペースだったんです」
本田「音の出ないマイクとラジカセを使って、路上でのパフォーマンスだったんですよ。目にもとめてもらえない中、1回1回の本番のために、全員で一生懸命練習して『楽しみだね』って言っていたなあって。周りの人からみたら厳しい環境だったかもしれないけれど、そんな日々が僕らにとっては晴れ舞台だったことを忘れちゃいけないよな、ってその歌詞を見た時に感じました」
田中「本当にそうだね。今回、最初にデモ音源をいただいたのがこの曲だったんですけど、ボイメンらしい曲だから、アルバムのリード曲がこれなのかなって思ってたんです」
土田「どれも、シングルで発売していてもおかしくないくらい、破壊力のある曲ばかりです」
――今回は、初回限定版が3種類あるんですよね(DVD付き、YanKee5盤、誠盤)。
水野「そうなんです。YanKee5の『ULTIMATE』は、しょうもない男と付き合っている好きな女の子を『そんな男から奪ってやる!』っていう肉食な歌!」
勇翔「一方、誠は曲名からしてかわいらしい『Suga Suga Candy』を歌っています。僕たち、そんなに“かわいい”って年齢でもなくなってきたけど……大丈夫かな(笑)」
小林「それは聴いた皆さんに判断してもらおう!」
勇翔「そうだね(笑)。意外性はあるかなって思うよね。この曲もだけど、いろいろなテイストの曲が入っているから、一枚を通して、いつものボイメンも、ちょっと違うボイメンも見られる」
田中「『どの曲が一番好き?』って聞かれると本当に迷って答えられないくらい全部好きだな。普段、オフの時には自分たちの曲は聴かないんですけど、このアルバムは例外。ジムで筋トレしながらエンドレスで聴いてます!聴いているとテンションが上がる楽曲が多いよね」
本田「『ボイメンです!』って名刺代わりになるような一枚だよね。武道館ライブの予習もこれでバッチリです!」
2016年1月7日(土)には武道館の単独ライブ「BOYS AND MEN LIVE 2017 in 武道館 ~One For All, All For One~」を控えている彼ら。このニューアルバムを引っ提げ、日本レコード大賞最優秀新人賞獲得を狙って突き進む!【東海ウォーカー/奥村沙枝奈】
奥村沙枝奈
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