旭山動物園・ペンギンの散歩には個性が出る!?
北海道ウォーカー
旭山動物園の冬の風物詩「ペンギンの散歩」。冬場の運動不足解消を目的として2002年から本格的に始まったこの散歩、毎年積雪量を見ながら実施時期が決まりますが、今年2016年は12月10日よりスタート!

雪の中をペンギンが歩く姿が見られるなんて、やっぱり最北の動物園・旭山ならではの光景ですよね。
散歩は、基本的に毎日実施。11時~、14時半~の2回実施されます(散歩コースの状態などによって中止・変更の場合あり)。ただし、3月以降はペンギンが換羽期に入るため、11時~の1回のみ実施になるのでご注意を。
園内のどこを歩くかというと…
ぺんぎん館を出発→あざらし館の横を通過→道なりに直進→こども牧場方面から下りてくる坂でUターン→学習ホール前を通過→かば館・きりん舎の前を通過→ぺんぎん館に戻る
…という約500mのコース。散歩時間としては30~40分ほどになります(※散歩コースは変わる場合があります)。

散歩コースにはずらりと人垣ができますから、早めに観覧ポイントに行きましょう! 見えづらいからといってコースに侵入するのはNG。もちろん、ペンギンに触れたりフラッシュ撮影するのも厳禁ですよ!
さて、このペンギンの散歩、「自由意思」で散歩しているのでペンギン各々の個性が垣間見えるのが見どころ。
そもそも、散歩に出かけるか出かけないかはペンギンの気分次第。当日歩きたいペンギンだけがとことこ現れます。

ある日の参加メンバーはこちら(写真はイメージ)。真ん中にいるのはキングペンギンです。体長は約95cm、旭山動物園にいるペンギンのなかでは一番大きな種類になります。胸元のオレンジ、首周りの鮮やかな黄色、ピンク色のくちばしが印象的ですねぇ。

別の日の参加ペンギンがこちら。真ん中で豪快に腹ばいになっているキングペンギンが真っ先に目に入りますが、おや? 真ん中あたりに1羽、明らかに大きさの違うペンギンが…。
このペンギンは、キタジェンツーペンギン。ほとんどの散歩のときに、1羽だけ参加しているようです。1羽だけ、というのも面白いですねぇ。
ちなみに、真ん中で胸から腹を雪面につけて羽を広げているこれは、「トボガン」という行動。腹ばいで雪の中を移動する、冬ならではの行動なんです。

どん。ドアップでもう一度。
こんなトボガンを見られるほか、寄り道したり、止まったり、途中で見つけた木の枝をいじったり、けんかしたりと、普段見ることのないペンギンたちの日常を感じられるペンギンの散歩。雪がある間に、ぜひ見てみてください!
※写真提供:旭川市旭山動物園
【北海道ウォーカー/出村聖子】
出村聖子
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