集中力低下の原因はニオイ!P&Gが脳波研究を実施

東京ウォーカー(全国版)

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ファブリーズをはじめ、多数の消臭剤や芳香剤を開発・展開しているプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(略称:P&G)。同社は杏林大学名誉教授・古賀良彦氏との共同研究で、“家庭における不快なニオイが子供の集中力に及ぼす影響”を検証し、その結果、多数の新事実が明らかになった。

3大不快臭とされる、「油臭」「汗・体臭」「カビ臭」を再現した部屋で実験が実施された


12月13日に開催された記者発表会には、古賀氏に加え、臭気判定士の富樫真生氏も登壇。まずは両氏より、今回の検証を実施することになった経緯が説明され、96名の小学生を対象に、さまざまな実験が行われた旨も公表された。

実験は3つのステップに分かれていて、まずは家庭の不快な3大臭とされる油臭、汗・体臭、カビ臭を再現した部屋と、ニオイなしの部屋で集中力テスト(計算テスト)を実施。その結果、ニオイなしよりもニオイのある状態の方がテストの点数は低く、特に汗・体臭のニオイが、結果に大きく影響することがわかった。

続いて行われた、VAS(Visual Analog Scale:10cmの直線を引き、どこに自分が位置するのかを示してもらう方法)を用いて、子供たちの心理状態を把握するアンケートでは、集中力をはじめ、気持ちの穏やかさ、やる気といった要素が、ニオイによって著しく低下することが明らかに。そして、3つ目の実験である脳波測定で、集中力の指標である“P300”の変動を測ってみたところ、家庭の不快なニオイにより脳波が10%近く低下することも確認された。

【写真を見る】実験の結果を発表する杏林大学名誉教授・古賀良彦氏


これらの結果を受けて古賀氏は、「家庭内にあるこうしたニオイは、日々の生活のなかで鼻が慣れてしまっているため、気づかないうちに脳にもマイナスの影響を与えてしまいます。勉強部屋やリビングなど、子供たちが勉強する環境から不快なニオイを取り除くことで、勉強のパフォーマンスは大幅に向上します」と、独自の理論を提唱。

一方の富樫氏も、「家庭のリビングにあるカーテン、カーペット、ソファなどの布製品は、ニオイを吸い込みやすいので、こうした環境での勉強は集中力の低下を招き、非常に非効率的。消臭・除菌スプレーを用いて、こまめにニオイケアをするべき!」といったコメントを述べた。

さらに発表会の後半には、実証実験に参加した小学生とその両親が登壇し、ニオイに対してどのようなことを感じたか、リアルな感想を語るコーナーも展開。ニオイはどちらかというと夏のほうが強いイメージがあるが、実は冬場の暖かい部屋のほうがニオイの分子の動きは盛んになるので、「受験勉強真っ只中のお子さんがいる家庭では特に、ニオイケアには気を付けましょう」という結論が提示され、発表会は終了した。【ウォーカープラス編集部】

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