加藤ミリヤの「痛快!ワードパンチ!」Vol.4.1

東海ウォーカー

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加藤ミリヤ(C)KADOKAWA / photo by Cherry Chill Will


東海ウォーカー本誌で好評連載中の連載「加藤ミリヤの『痛快!ワードパンチ!』」Web拡大版!シンガーソングライター、小説家、ファッションリーダーなど多くの顔を持つ加藤ミリヤは、人一倍“言葉”や“流行”に敏感!…というわけで、最近気になるトピックスをミリヤがゆるっと斬る!!

※Vol.4のROUND1~4は、2016年12月15日(木)発売の「東海ウォーカー 2017年1月増刊号」に掲載しています

ROUND 5〈君の名は。〉


取材中のミリヤ(C)KADOKAWA / photo by Cherry Chill Will


――アニメ映画「君の名は。」が空前の大ヒットとなっています。ミリヤさんはご覧になりましたか?

「『こんなに流行っているのにまだ観てないの?』みたいな考え方が私はメッチャ嫌いなんですけど、実は観ました(笑)。すっごくよかった。私は好きですね~。事前に『感動して絶対泣いちゃうよ』って言われていたから、人があまり来なさそうな最前列の席を選んで。おかげで首が超痛くなったんだけどね(笑)。もうね、嗚咽するくらい泣いちゃった。そこまで泣いてる自分に笑っちゃうくらい(笑)」

――内容に強く共感できたと。

「うん。物語自体はファンタジーではあるんだけど、大事なメッセージがそこには込められているような気がして。観ていない人のために詳しくは言わないけど、そこがすごくよかったんですよね」

――音楽に関しても話題を集めていますよね。

「私はRADWIMPSが好きなので、その音楽がどういう使われ方をしているのかっていう興味もあった!劇中には彼らの書き下ろしの曲がたくさん流れるんだけど、どれも斬新な使われ方をしていて…なおかつ見事に映画にマッチしていました」

――ロックバンドが映画のすべての音楽を手掛けるって、なかなか珍しいですよね。

「そうそう。でもね、全然しつこくもなかったし、押し付けられている感じもなかったんですよ。アニメの絵と野田さん(RADWIMPSヴォーカルの野田洋次郎)の声がすごく合っていたし。そういう部分も含めて、本当に素晴らしい映画だなって思いますね」

――何度も観に行っている人が多いそうですけど、ミリヤさんはどうですか?

「私は本来同じ映画を何度も観るタイプではないんだけど、誰かに誘われたら全然行っちゃうと思うな~。それくらい満足度の高い映画だったから」

【日本中が恋した度:★★★★★】

ROUND 6〈校閲ガール〉


取材中のミリヤ(C)KADOKAWA / photo by Cherry Chill Will


――先日最終回を迎えてしまいましたが、石原さとみさん主演で“校閲”という仕事にスポットを当てた「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」というテレビドラマが注目を集めていましたね。

「ぶっちゃけドラマは観ていなかったです(笑)。でもね、私は普段からさんざん校閲の方のお世話になっているので、あのドラマをきっかけにスポットが当たるのはすごくいいことだなって思うんですよ」

――ミリヤさんは小説を書きますからね~。校閲さんにはなじみがあると。

「うん。校閲の方がいてくれなかったら、我々の小説は成り立たないと思う。表記を統一してくれたり、間違いを指摘してくれたり…本当に細かいところまでチェックしていただけるので」

――最近のネット媒体などは、校閲さんがチェックしていないものも多いですよね。

「そうなんですよね。自分の小説を校閲していただくようになってから、私も“日本語力”が上がったので、ちょっとした誤字脱字もすごく気になるんですよ。もっと言うと、仕事のメールのやりとかでも、そういうところに目が行っちゃうんですよね~。『あー、この漢字違うんだけどなぁ…』みたいに」

――ドラマのタイトルどおり、校閲って、地味だけど本当にすごいお仕事ですよね。

「本当にそう思います。小説なんかだと文字量がものすごいので、きっと体力も必要だと思うし、細部まで目を光らせる集中力も必要ですからね。校閲さんには、もうリスペクトの気持ちしかないです。心の底から『ありがとうございます!』って言いたいですね。機会があれば、ぜひ直接お会いしてお話も聞いてみたいですね」

【地味にスゴイ!度:★★★★★】

〈2016年11月22日取材〉取材・文=もりひでゆき/写真=Cherry Chill Will【東海ウォーカー/吉橋和宏】

【最新リリース情報】


2016年3月に発売されたニューアルバム「LIBERTY」を引っ提げて開催した、約7万人動員の全国ツアー「"DRAMATIC LIBERTY" tour 2016」。そのツアーファイナルであるさいたまスーパーアリーナの公演の模様が、2017年1月11日(水)に映像作品としてDVDとBlu-rayでリリースされる。全22曲、約2時間の“加藤ミリヤ流エンタテインメントショー”はファンならずとも必見だ!

加藤ミリヤ「“DRAMATIC LIBERTY” tour 2016」初回生産限定盤ジャケット写真(DVD、Blu-ray共通)


《初回生産限定盤(DVD+CD)、6900円(税抜き)》/《初回生産限定盤(Blu-ray+CD)、7900円(税抜き)》

加藤ミリヤ「“DRAMATIC LIBERTY” tour 2016」通常盤ジャケット写真(DVD、Blu-ray共通)


《通常盤(DVD)、5000円(税抜き)》/《通常盤(Blu-ray)、6000円(税抜き)》

[LIVE映像収録曲(DVD、Blu-ray共通)]Opening/WANNA BE/ディア ロンリーガール/I miss you/FASHION/Lonely Hearts with 東京ゲゲゲイ/MIRROR MIRROR - Interlude-/LIBERTY/This is my party/Love/Affection/うたかたの日々/Never Call Me Again/THE LIBERTY ANTHEM/H.I.K.A.R.I./女神の光 feat. 牧宗孝(MIKEY from 東京ゲゲゲイ)/東京ゲゲゲイ PERFORMANCE/天国のドア/Want You Back/Love is.../CLIMAX - Interlude-/少年少女/リップスティック/今夜はブギー・バック/Higher/HEART BEAT/ピース オブ ケイク -愛を叫ぼう-/FUTURE LOVER -未来恋人-

[CD収録曲(DVD、Blu-ray各初回生産限定盤共通)] 1.WANNA BE/2.ディア ロンリーガール/3.I miss you/4.FASHION/5.LIBERTY/6.This is my party/7.LOVE/AFFECTION/8.うたかたの日々/9.H.I.K.A.R.I./10.女神の光 feat. 牧宗孝(MIKEY from 東京ゲゲゲイ)/11.Want You Back/12.少年少女/13.リップスティック/14.Higher/15.HEART BEAT/16.ピース オブ ケイク -愛を叫ぼう-

吉橋和宏

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