自動車の歴史をより分かりやすく!トヨタ博物館が本館常設展示を大幅リニューアル

東海ウォーカー

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博物館の象徴とも言える、トヨタ自動車初の生産型乗用車・トヨダAA型(復刻車)


世界中から集められた約160台の実車を中心に、自動車誕生以来の歴史を展示している愛知県長久手市のトヨタ博物館。その本館が、2017年1月4日(水)に大きく生まれ変わる。

自動車黎明期を彩った実車が並ぶ、本館2Fの展示


2016年1月にリニューアルした本館2Fの展示


2019年に開館30周年を迎える同館では、その節目に向けて常設展示の段階的リニューアルを実施している。第1弾となった2016年1月には、19世紀の自動車黎明期から1950年代に至る展示内容を本館2階に集約。

第2弾となる今回のリニューアルでは、これまで日本車のみで構成されていた本館3階にも欧米車を展示する。常設展示初披露となる19台(下記参照)を加えて、互いに影響を受けて発展してきた日米欧の自動車の歴史を当時の時代背景と共に5つのゾーンで紹介。これによって、本館の常設展示は、19世紀末の自動車誕生から現代までの発展の過程を一望できることになる。

キャデラック エルドラド ビアリッツ(1959年製、アメリカ、写真上)、モーリス ミニ マイナー(1959年製、イギリス、写真左下)、スバル 360(1959年製、日本、写真右下)


なお、この本館常設展示リニューアルオープンを記念して、「バックヤード収蔵車展」を2017年1月4日(水)から6月25日(日)まで新館2階で開催する。これは、常設展示だけでは紹介しきれない車両のなかから、入れ替わり(期間は要問い合わせ)ながら毎回およそ10台ほど展示。1回目は、今回の本館展示改装に伴って常設展示から外れることになった車両たち12台が展示される。

「バックヤード収蔵車展」


そのほかにも、「日本の自動車文化を育む」を演目とした同館館長・布垣直昭氏による講演会や、同じく副館長・浜田真司氏が今回のリニューアルに関して語る学芸トークなど、関連イベントは目白押しなので注目しておこう。【東海ウォーカー/淺野倫孝】

今回初めて常設展示される車両


フォルクスワーゲン タイプ1(1951年製、ドイツ)

メッサー シュミット(1955年製、ドイツ)

BMW イセッタ(1959年製、ドイツ)

クライスラー ヴァリアント(1960年製、アメリカ)

フォード ファルコン(1960年製、アメリカ)

ジャガー マーク2(1961年製、イギリス)

フィアット ヌォーヴァ 500L(1972年製、イタリア)

ロータス エリート(1961年製、イギリス)

BMW 1500(1963年製、ドイツ)

シボレー コルベア(1960年製、アメリカ)

ルノー5(1979年製、フランス)

フォルクスワーゲン ゴルフ(1979年製、ドイツ)

アウディ クワトロ(1981年製、ドイツ)

トヨタ ハイラックス サーフ(1987年製、日本)

レクサス LS400(1990年製、日本)

トヨタ エスティマ(1993年製、日本)

レクサス RX300(2000年製、日本)

MCC スマート クーペ(2001年製、ドイツ)

ホンダ インサイト(2004年製、日本)

大きな“T”の字形の看板がトヨタ博物館入口の目印!


新館1Fの「ミュージアムカフェ CARS & BOOKS」。本を片手に、博物館での余韻を楽しみながらコーヒーや紅茶が味わえる


淺野倫孝

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