特別公開講座・横浜学「横浜と自動車」が開催!

横浜ウォーカー

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関東学院大学×横浜ウォーカーのコラボイベントとして開催されている特別公開講座「横浜学」。12月11日、第22回となる講義が開催された。テーマは「横浜と自動車」。今回は、関東学院大学が2017年4月に控える経営学部の開設に合わせ、横浜と自動車との深い関わりを経営学の視点から掘り下げた。

懐かしい名車の写真がスクリーンに映し出され、会場に訪れた自動車ファンも大満足の内容になった。


初めに関東学院大学経済学部教授、四宮正親先生が登壇。明治初期、横浜や神戸の居留地にあった外国商館が輸入車を取り扱ったのが、日本における自動車産業の始まりだったという。大正時代には少しずつ自動車の利用が増え、国内商社が直接輸入販売に乗り出していく。その後、フォードなどの外資系企業が席巻し、国産企業が創設していくまでの自動車産業発展の流れを、時代ごとに分けて説明してくれた。次に登壇したのは法政大学名誉教授、宇田川勝先生。日産自動車を創設した実業家・鮎川義介の足跡をたどり、どのようにして日産自動車および日産コンツェルンが成長していったのかを解説。日産自動車横浜工場の稼働時には、海外の企業を買収して生産設備を丸ごと輸入したという驚きのエピソードを紹介してくれた。講義の最後には、「日産」と「トヨタ」の企業としての違いを説明し、来場者の興味を惹きつけた。三人目の登壇者はかつて日産自動車の各部門で活躍し、現在は自動車産業史の研究家として活動をしている清水榮一先生。日本の自動車産業の歩みを、当時の広告や写真と共に、マーケティングの視点から振り返った。日産で行われた様々なプロモーション施策や差別化戦略についても紹介。また、過度な量産による企業体質の弱体化など、急速な発展がもたらした課題にも焦点を当て、自動車産業の光と影を浮き彫りにする講義になった。

日本と横浜における自動車産業の歴史を、経営学の観点から追っていった今回の講座。三者と受講者による質疑応答ではさまざまな質問が飛び交い、大盛況のうちに幕を閉じた。

次回は「横浜とアメリカ」をテーマに2月19日(日)開催の予定だ。【横浜ウォーカー】

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