ラーメン達人が語る「新時代を切り開く味とは?」(3)

東京ウォーカー

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3回に分けてお送りしているラーメン達人4人のラーメン談義。語っていただくのは、フードジャーナリストのはんつ遠藤さん、ラーメンデータバンクに勤務する矢守達志さん、明星食品のカップ麺プロデューサー跡部泰正さん、東京ウォーカー読者代表のラーメン通・常盤有未さん4人だ。

最終回となる今回は、ラーメン激戦区エリアと、ラーメン界の今後の展望について語ってもらいました。

―――さて、次はエリアで見ていきたいのですが、東京ウォーカーは“三軒茶屋”が激戦区化してきたと見ています。そのほか競争が激しくなったエリアは?

はんつ:今年は東部エリアにいい新店が増えましたね。

矢守:そうそう。去年くらいからプチ激戦区化していた亀有もそうですが、「極濃麺家 初代 一本氣」(小岩)や「らー麺屋 バリバリジョニー」(小岩)ができた小岩がいまアツい!

常盤:私は“小滝橋通り”と板橋区に注目しています。

―――都内最激戦区といわれる“池袋”はどうですか?

跡部:今年に限っていえば、新店の動きは少ないですね。

矢守:池袋は「麺創房 無敵家」(池袋)など、既存店が強過ぎですから。新店が生き残るのは厳しい。逆に“秋葉原・神田”は年々競争が激しくなっています。

跡部:「(武蔵家など4店のラーメン店から成る)立川らーめん たま館」(立川)のオープンで話題性の喚起が期待される“立川”も要注目エリアですよ。

―――さて、来年でラーメン専門店誕生100周年ですが、今後の展望をズバリ!

はんつ:来年以降もブランド化がいっそう進むと思います。それに伴い、有名店同士のコラボ店が続々誕生しそうな予感。

跡部:正直ここ3年くらいラーメンのトレンドはさほど変わっていない。つけ麺であったり、まぜそばであったり。なので来年あたりに新しい波が来るのでは。個人的には“異業種”の参入が増え、洋食とのボーダーレス化に拍車がかかると思います。

常盤:今年は「UMA」(ユーエムエー、西武立川)のつけ麺とパイ包み、「らあめん元〜HAJIME〜」(蓮根)のつけ麺とクロワッサンという組み合わせが斬新でした。来年もユニークなラーメンがたくさん出てくれば楽しいですね。

矢守:パンとの融合は「一風堂」(恵比寿ほか)でもありましたが、そんな自由な発想が受け入れられるのが、ラーメンの懐の深いところ。それに挑戦する店主が新たなブームを生むのではないでしょうか。

【詳細は東京ウォーカー10/6発売号に掲載】

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