イベント&コラボ続々! 2017年も話題が絶えない「ガールズ&パンツァー」
東京ウォーカー

数々のアニメが映画界を賑わせた2016年。振り返るとその口火を切ったのは『ガールズ&パンツァー 劇場版』だったのは明白だ。戦車を用いた競技“戦車道”が乙女のたしなみという世界観の下、緻密なCG&音響によるリアルな戦車描写などが好評を博し、昨年2月の4DX上映、5月の復活上映で週末興収ランキングに2度再浮上。極上爆音上映を展開する立川シネマシティでの1年超の上映も後押しとなり、24.4億円,の興行成績を記録した。そんな「ガルパン」に関して、今後の展開も明かされた昨年後半と近々の動向をまとめたい。

昨年後半最大のトピックはイベント「第2次ハートフル・タンク・カーニバル」(8月)での、続編「ガールズ&パンツァー 最終章」制作発表だろう。イベントでは映画の後日談が朗読劇で披露され、「最終章」はその内容を踏まえた物語になる。後日、「第20回大洗あんこう祭」で水島努監督より“全6章のイベント上映、各章40分以上の内容”、“これまでのキャラクターが総登場”、“新キャラ&戦車も大洗町が店のパネル設置に困るほど登場”など情報ももたらされ、ファンを大いに喜ばせた。
第1章の公開は早くても今年12月。まだまだ待ち遠しい日々が続くものの、「ガルパン」の新展開はまだまだ続く。例えば物語の4年前が舞台のスピンアウト・コミック「ガールズ&パンツァー フェイズ エリカ」が昨年秋、電子出版で連載スタート。劇場版のノベライズも発行され、スクリーンでの感動を文章で追体験できる。

イベントも相次ぐ。年末年始は秋葉原のセガコラボカフェで劇場版とのコラボを実施(1月22日まで)、作品の世界観をハイクオリティ&おいしく表現したフードメニューが大好評で、事前予約制で連日盛況となった。また1月21日に大坂で、1月27-28日には東京で「ガールズ&パンツァー オーケストラ・コンサート ~Herbst MusikFest 2015~」の追加公演を開催。作品の音楽をフルオーケストラで堪能する企画の再演でチケットは完売している。
舞台の茨城県大洗町の展開も忘れてはいけない。昨年11月の「大洗あんこう祭」は過去最高の13万人が訪れ、町内はいまも平日週末を問わず大勢の観光客が見受けられる。商店街の方々と顔なじみになるリピーターも多く、この辺りは地元商工会を中心に“ファンと町が一緒に『ガルパン』で遊ぶ”的な姿勢を貫いてきた結果ではないだろうか。

その大洗町では昨年12月より新企画「ガルパンうぉーく!」が始まっている。これは町内を散策する際、スマートフォンでアプリ「舞台めぐり」をさせると、AR・GPS・QRコードとの連動で、登場スポットや所縁のお店で写真撮影するとアニメキャラクターが写り込みストーリーが展開し、さらにオリジナルのセリフが聴けたりする。この試みは大洗町のふるさと納税とも連携、納税者限定のプランも用意され、より“大洗へ行きたくなる”仕掛けとなっている。

この他1月19日より大洗店も有するファミリーレストラン「ココス」でコラボが始まり、先述の「ガルパンうぉーく!」は2月1日より有料で誰でも楽しめるサービスが開始予定…とお出かけ企画が続く。これらも含まれているのか、昨年11月、立川シネマシティでの1周年記念舞台挨拶で、同作の杉山潔プロデューサーは「2017年は『ガルパン』が様々な形で展開していく」と語り締めている。この言葉が今後どのように具現化されるのかも気になるところ。「最終章」を待つファンを決して飽きさせない「ガルパン」の今後が楽しみでならない。【東京ウォーカー】
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