恵比寿★マスカッツも虹コンも…すごい豆まき2017で大豆4トン浴びてきた
東京ウォーカー
4トンの大豆を全身に浴びると、人はどうなるのか?2月3日、東京タワー(港区)のふもとで約900人が豆をぶつけ合う「すごい豆まき2017」が開催された。

2017年で6回目を迎える「すごい豆まき」。開始以来、使われる豆の量は年々増加し、昨年に続いて過去最大の4トン。ちなみに、軽自動車4台、大人のインドゾウのメスがだいたい4トンくらいになるとか。インドゾウ1頭分の豆が飛び交うというのか…。
ゲストのpixiv発アイドル「虹のコンキスタドール」、3度目の出演となる「恵比寿★マスカッツ」や本イベントのスポンサー陣がステージに上がり、“都会の鬼”役として豆をぶつけられる。大豆も、通常は廃棄される「クズ豆」を使用。イベントで投げ終えたあとは、すべて拾い集めて肥料として再利用するとのこと。クズ豆の買付先は東北の農家に限定することで、“少しでも震災復興のお役に立てれば”と主催者はコメントしている。このハジケぶりとは裏腹に、実は思いやりにあふれたイベントなのだ。

開演前の会場には続々と参加者が。男性も女性も節分らしいコスプレに身を包み、このイベントの人気が伺える。装いは派手な着ぐるみだが、足元が革靴の男性参加者、どう考えてもさっきまでスーツで働いていたに違いない。今日は一介の鬼として、最高の週末を迎えていただきたい。
開演まで、オープニングDJとして西村ひよこちゃん改め「ウルトラひよこちゃん」がフロアを盛り上げ、いざ20時。「虹のコンキスタドール」のライブを皮切りに、続々と鬼がステージへ。「細かすぎて伝わらないモノマネ」で活躍する芸人鬼たちや「恵比寿★マスカッツ」がパフォーマンスを披露すると客席から大量の豆が飛び交った。

正直なところ、この豆がめちゃくちゃ痛い。出演者からも「痛い!痛い!」と声が聞こえるほど。編集スタッフは初参加だったが、前年のイベントレポなどを読んだとき、“肌に赤く跡が残るくらい豆のダメージがヤバい”と書いている出演者がいた。まさか、大豆が?イソフラボンの塊が?とたかをくくっていた。だが本イベントは、参加者も出演者も、すべてゴーグルが配布され装着が義務付けられているのである。ギャグではない、21世紀の豆まきはいくさなのだな、とスタッフもゴーグルをつけて撮影していたのだが、前方から飛んでくる豆も、スタッフの後列から飛んでくる豆も、とにかくビシビシ当たって生身の皮膚が、後頭部が、めちゃくちゃ痛い。この痛み、サバゲーで撃たれた時と似ている。あの時の跳弾くらいの痛みがある。撮影しているので安易に動くこともできず、アフロのウィッグをかぶっている参加者を心底うらやましく思った。
シャワーのように豆を浴びるため、襟や胸元から服の中にも豆が入ってくるので来年の参加を考えている人は帰宅前の豆処理も想定に入れておこう。アフロ系のふわふわしたウィッグやニット帽などは、頭部への直撃を防いでくれる分、やたら豆が挟まるので注意したい。フードつきの服も豆キャッチャーと化すだろう。

多彩なゲストがすべて登場し、最後の最後には大豆まきが。手元の豆も、給豆所に残った豆も、足元に積もった豆もすくって、鬼のように鬼に豆を投げ、日本最大級の豆まきは幕を閉じた。この光景、室町時代の人間に見せて差し上げたい。現代の節分はわりと狂乱の宴だと。最強の無病息災祈願として、厄がふり払われた「すごい豆まき」。来年はベイマックスのような装備で参加したい。【ウォーカープラス編集部/ツチヤ】
ツチヤ
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