【漫画】読んだら思わず涙する…今も夏になると思い出す、大好きなおばあちゃんとの線香花火

そこで、おばあちゃんが優しく声をかけます。
「おばあちゃんと小さい花火しようか」
とまどいながらも「…うん」と答えたりえさん。

優しく燃える線香花火をおばあちゃんと楽しみました。
その時のおばあちゃんの笑顔と、包み込むような優しさがりえさんを安心させてくれて、忘れられない思い出になったそうです。

今は、施設に入っているおばあちゃん。家族のことはほとんど忘れてしまったけれど、りえさんが訪れると「りえちゃん、来てくれたのね」と変わらぬ笑顔で迎えてくれるそうです。

「あとどのくらいおばあちゃんと過ごせる時間があるんだろう」残りの時間をかみしめながら、これからもおばあちゃんとの日々を大切にしていきたい、そうりえさんは語ってくれたという。
今回の花火エピソードについて、しばたまさんを直撃!
普段は、フォロワーから募集した「ゾッとした話」「感動した話」「ほっこりした話」「スカッとした話」などの体験シリーズや、オリジナルストーリーの「くまたま」、「きれいな世界」などを漫画で描いているしばたまさん。

今回のエピソードを選んだ理由や、自身の花火にまつわるエピソードなどを聞いた。
――このエピソードを選んだ理由を教えてください。
「
1作品目
が、甘酸っぱくユーモアのあるお話だったので、今回は家族の心がジーンと温まるようなお話を選ばせていただきました!」
――エピソードを描くうえで意識したことを教えてください。
「体験者さんとお祖母様の関係をイラストで伝えられるよう意識しました」
――しばたまさんの中では花火と言えば「打ち上げ花火」「手持ち花火」「線香花火」どれですか?その理由もあれば教えてください。
「線香花火です!真っ昼間の夏よりも、ちょっと涼し気な夏の夜が好きなので、夜にしっとり縁側とかで線香花火するのが最高なんです(自宅に縁側ないんですけどね!)」
密にならないように、と対策をしながら行われる花火大会をいろいろな方法で鑑賞したり、今回のエピソードのように家族で手持ち花火を楽しむのも、また思い出になりそうだ。
取材協力:しばたま(@shibatamaa)