【漫画】娘がいきなり「お母さんのそういうところが嫌い」!?子供心を学べるコミックエッセイが胸に刺さる!
「こんな大人になりたくない」。子供の頃にそう感じたことはないだろうか。しかし大人になってしまった今、逆にそう言われる人間になってしまっているかもしれない…。そんなことを考えさせられる漫画『おじょうさんはド直球』は、作者のきよまろさん(@sobomiyako98)とその娘・りこさんとの日常会話のなかから生まれた作品だ。
ついつい忘れがちになる、子供の頃の気持ちを呼び起こすこの漫画。りこさんのド直球なひと言に、きよまろさんやその周辺、読者までもが思わずタジタジに。今回は『おじょうさんはド直球』の制作の裏側を聞いた。

母を唸らせる娘・りこさんとの日常
きよまろさんは自分自身への備忘録として、そして子供時代を忘れた大人たちのために『おじょうさんはド直球』を描き始めたと語る。娘であるりこさんとの日常の会話のなかで、「あ、そうだよね」と言動を振り返ることが増えたのだという。
「私たちは子供だった時代を経て大人になるわけですが、大人になると子供だった時のことを忘れて子供に対してマウントをとってみたり、自分の経験値で考えを押し付けがちになってしまいますよね。彼女と話していると、ハッとさせられます」

りこさんの言葉はいわゆる“素朴な疑問”のようなものが多いが、大人からすればどれも実に鋭い。自分が子供の頃に嫌だと感じたことを今してしまっているかもしれないと、自分を顧みる言葉を漫画を通して受け取ることができる。
しっかり者の娘を形成したのは家庭環境
幼いながらに視野が広く、大人顔負けな言動をかますりこさん。そんなりこさんを形成したのは家庭環境にあるようだ。
きよまろさんと旦那さんの間にはりこさんより12歳上の息子さんがおり、3歳のころに発達障害の診断を受けたそう。それゆえに忖度や“空気を読む”といった行動が苦手で、りこさんとはたびたび喧嘩してしまうことも。さらに旦那さんは知的でとても優しい性格なのだが、それゆえに社会との軋轢に苦しみ精神的にまいってしまい、りこさんは幼い頃からその場の様子を伺いながら甘えるようになっていった。
きよまろさん自身も、息子さんとりこさんの間に流産や死産を経験しており、ちょっとやそっとでは動じない子育てになったと振り返る。そんな経緯があり、りこさんは独立心が強くマイペースで、他人に依存しない子に成長したときよまろさんは話してくれた。
