【漫画】80年代風のツッパリが描くのは、まさかの百合漫画!?予想外のコラボに反響続々!
「好きなキャラしか出てこないじゃん!」不良漫画との出合いは中学生のとき
実は、漫画家を志したときは少女漫画を描こうとしていたという齊藤さん。全くジャンルの異なるツッパリや不良漫画とはどんなきっかけで出合ったのだろうか。
「中学のとき、友人が昔の不良漫画をすすめてくれたのがキッカケです。それ以前から不良っぽいキャラは好きだったので、『好きなタイプのキャラしか出てこないじゃん!』と、どんどんハマっていきました」


特徴の80年代スタイルの登場人物や作風には、「このキャラデザインを令和で見られて幸せ」といった声の一方、「昭和の世界だと思ったらスマホ出てきてびっくりした」など、絵柄と内容の差に驚く人も。齊藤さんに80年代の作品の良さや、魅力を聞いてみた。
「当時の空気感を想像することができるというのが、個人的にも一番いいなと思うポイントです。私が生まれる前の時代なので、新鮮に見えるというのも魅力的だと思います」



読者の声はモチベーションに。作品作りの迷いも少なく
「百合漫画を描いてる不良の漫画」には、「めちゃくちゃ面白い」などの声が多数寄せられ、コメント欄もかなりの盛り上がりを見せている。どこでもヤングチャンピオンで連載中の漫画「ドリーム☆ドランカーズ~ヤクザと魔法の杖~」も、Twitterで話題となり連載が始まった作品だ。読者の反応が直接見られることは、漫画家としての活動にも良い影響となっていると、齊藤さんは話す。
「シンプルにモチベーションに繋がります。ずっと背中を支えてもらっているようで、不安になることが少なくなったので、話を作る際にあまり迷いがなくなりました」


最後に、読者へメッセージを貰った。
「今後も変わらず、好きなものを好きなだけ描き続けたいと思います。私の作品を読むことが、一瞬でも娯楽になれば嬉しいです。これからも精進していきます!」
不良漫画の新たな一面を作り出し、読者を引き付ける齊藤さんの作品。これからも齊藤さんの「好き」が詰まった漫画を心待ちにしたい。
取材・文=松原明子