【漫画】「なんだあれ?」に溢れたタイの人々や日常を漫画に!コミックエッセイ『タイのひとびと』に込めた問い

「ほほ笑みの国」とも呼ばれるタイは、古代寺院や遺跡、美しいビーチなど魅力あふれるスポットを多く有し、観光地としても世界的に人気の国。イラストレーターの小林眞理子( @mariko_asia27 )さんは、そうした有名なスポットのみならず、タイに住む人々の暮らしやディープな文化にも惹かれ、何度となく運んだタイで見た光景や体験をSNSに漫画として発表している。

タイのひとびとシリーズ~またしてもローカル食堂~4画像提供:小林眞理子(@mariko_asia27)

2021年に投稿したエピソードでは、タイの食文化では欠かせない屋台食堂での応対を漫画に。完全に地元向けと分かるタイ語だけのメニュー表や、外国人が見ると圧を感じるイントネーション、そして豪快ながらも温かい店員の態度など、現地に足を運んだからこそ描ける独特の空気感で、Twitterでは2万7000件を超えるいいねとともに、「めっちゃ素敵」「笑顔になりました」という共感の声を数多く集めた。

タイ本国も注目!「タイに生きる人々」の活き活きとした日常が書籍化

この他、屋台のジュースや公園で見かけた動物、お店での体験など小林さんの目線から見たタイの日常と、そこで出会ったタイのさまざまな人々の交流、日本とは異なるけれど親しみを感じる価値観を切り取り、コミックエッセイとして描いてきた小林さん。10月25日(火)には、発表してきた作品をまとめた『タイのひとびと』(ワニブックス)として書籍化され、ご当地・タイ国政府観光庁の公式Twitterアカウントが投稿で取り上げるなど、日本だけに留まらない注目を呼んでいる。

『タイのひとびと』表紙『タイのひとびと』小林眞理子(ワニブックス)


書籍には、これまでWEBにて発表した作品をはじめ、WEBマガジン「NewsCrunch(ニュースクランチ)」で連載し、タイのグルメやファッションなどの文化や魅力を取り上げた漫画「タイの日常」や、単行本描き下ろし漫画も掲載されているという。

書籍刊行を記念し、ウォーカープラスでは小林さんにインタビューを実施。タイに惹かれたきっかけや、書籍ならではの見どころを訊いた。

10年以上のタイでの光景が一冊に。『タイのひとびと』が本になるまで

タイのひとびとシリーズ ~ザクロジュースやさん~1画像提供:小林眞理子(@mariko_asia27)

――小林さんは長期滞在を含め何度もタイを訪れていますが、最初にタイを赴いたきっかけはなんだったのでしょうか?

「タイに最初に行ったのは妹が勝手に申し込んだ旅行です。アイドルのオーディションのような答えですが…(笑)。妹がタイに興味があったわけでもなく、ただきれいなビーチに姉妹で旅行したかったみたいです。

その旅も、旅行会社が空港に迎えに来てくれたり、行きたい場所があったらどこでも送迎してくれるような普通のツアーでした。その移動中、車の窓から見える屋台やタイの人々の普通の暮らしが気になって、『あっちを体験したいな』って思ってました」

――それから小林さん自身でタイに足を運ぶようになったのですね。

「好きになってから、2007年からは毎年遊びに行っていました。イラストレーターなのでiPad Proさえあればタイでも仕事ができると気付いてからは、仕事のかたわらタイに長期滞在するようにもなりました」

――そんなタイの日常を描いた漫画がこのたび『タイのひとびと』として出版されます。

「書籍化は、ありがたいことに複数の出版社の編集の方が声をかけてくださいました。Twitterでバズったおかげです!ワニブックスさんが素敵な本にしましょう!と熱意を持ってアプローチしてくれたことが決め手で、このたび出版されることになりました」

  1. 1
  2. 2

この記事の画像一覧(全18枚)

Fandomplus特集

マンガ特集

マンガを読んで「推し」を見つけよう

ゲーム特集

eスポーツを「もっと知る」「体験する」

ホビー特集

「ホビー」のトレンドをチェック

注目情報