【まさかのラフプレー】「団体競技に不向き」な運命と戦え!小学校のサッカーでの意外な結末に笑いと感動【作者に聞いた】
「協調性がまったくないから」。団体競技に不向きというレッテルを貼られてしまった小学生時代。それを否定したくて、自分なりにサッカーを頑張ってみたら…?漫画家のぬこー様ちゃんさんが自身の小学生時代を振り返った漫画「運命に抗い続けた少年の話」が、笑えるけど感動すると反響を集めている。
「協調性のなさ」を持ち味に!“向いてない”小学生が活躍するまで
近所の占い師から「個人競技しか向いてない」と占われたと親から聞いたぬこー様ちゃんさん。それを否定すべく、団体競技である学校のサッカーで活躍しようと志した。
だが、その方法はゴリ押しのスタンドプレーばかり。チーム分けでも同級生から「いらない」と言われてしまうぐらい、チームの足を引っ張ってしまっていた。
そんな状況を打開すべく、サッカーが上手くなる方法を先生に相談することに。先生は「すぐ上達するスポーツじゃないんだ」とぬこー様ちゃんさんを諭しつつも、「うまくならなくても活躍することはできるよ」と、あるアドバイスを送る。
それは「ボールを無視して相手エースの邪魔をひたすらしよう」というもの。相手の邪魔をすることに才能があると見抜いた先生は、ぬこー様ちゃんさんに「自分で得点する」という分かりやすい活躍ではなく、「相手に得点させない」という形を提案したのだ。
助言を守り、ぬこー様ちゃんさんは「靴に砂を入れる」「相手をくすぐる」「大声で驚かせる」と、小学生らしい(?)掟破りのダーティープレーで翻弄。相手チームを完封し、自分のいるチームではじめて勝利を手にすることができた。
しかし、和をかき乱したぬこー様ちゃんに対して、チームメイトの態度は冷たかった。その反応に「頑張って損したな…」と落ち込んでしまったぬこー様ちゃんさん。けれど、授業の終わりに先生から「本日の頑張った選手」として選ばれたのはぬこー様ちゃんさんだった。
「ちょっと度が過ぎた行為もあったけど」とたしなめながらも、「彼ひとりだけがプレイ中ずっと休まず戦ってた」と頑張りを認めた先生。そして「勝利のために手段を選ばない貪欲さ…好きだな~」と、遊びではなく真剣に勝負したぬこー様ちゃんさんの姿勢を評価したのだ。
自分のスタイルを言葉として表現してもらえたぬこー様ちゃんさんはその後、「勝利のために手段を選ばない」をモットーに競泳にも挑戦。個人種目なのになぜか腫れ物扱いを受けながらも、県大会で優勝するほどの選手へと成長するのだった。
絵日記が人気の無料電子書籍シリーズに!「まとめ本」の舞台裏
協調性に欠けるからと否定せず、それを逆手に取って助言してくれた先生との思い出を描いたエピソード。Twitterで公開された際は、各話ともに1万件以上のいいねが集まり、読者からは「とんでもない怪物を産んでしまった」「ゲラゲラ笑った」という声とともに、「先生の見方や捉え方がすごく素晴らしい」「良い先生で感動しました」という感動のコメントまでさまざまな反響が集まった。
本作は、Amazon Kindle上の無料電子書籍『ぬこー様ちゃん絵日記集』の14作目に「サッカー編」として収録されている。ぬこー様ちゃんさんは商業作品を手掛けるかたわら、Twitter上で公開した絵日記漫画を今年からまとめ本として制作。中でもマルチ商法にハマった親友との出来事を描いた第1作は1万件以上の評価が集まるなど、インディーズの人気電子書籍シリーズとなっている。
ウォーカープラスでは今回、ぬこー様ちゃんさんに電子書籍での公開をはじめた舞台裏を訊いた。













