【まさかのラフプレー】「団体競技に不向き」な運命と戦え!小学校のサッカーでの意外な結末に笑いと感動【作者に聞いた】
――Kindleインディーズで絵日記をまとめたきっかけを教えてください。
「最初のまとめ本にしたウコンの漫画は、もともと一度途中まで描いて終わっていた話でした。Twitterで再掲した際に反響があったので続きを描こうと思った時『一気読みできる媒体があればありがたいなぁ』と真っ先に候補として上がったのがKindleインディーズでした」
――いろいろなプラットフォームがあると思いますが、Kindleインディーズを選んだ理由は何だったのですか?
「まず1番の魅力は、Amazonの中でのフォロワーが増えるところです。僕はかつて何度も打ち切りにあってるのでこれは魅力的でした。次に単行本出した時の初動に影響すると思うので、作家としてかなりアドバンテージになると思いました。なおかつ、Kindleインディーズは無料で販売できるので、過去作をまとめて読んでいただくのに適しているな、と。ブログがない僕にとってありがたい存在です」

――現在はPR漫画のお仕事とともに、Kindleインディーズが大きな収益源になっているとうかがいました。
「電子書籍自体は無料でも、読者から読まれた分だけ分配金があるんです。多く読まれればけっこうな金額になるのでありがたい。やらない理由はもうなかったです。長らくPR漫画が収入のメインでしたが、今はそちらがサブになるほど大きな収入になっています。読者のみなさんには本当にたくさん感想いただいてうれしいです」
――インディーズ電子書籍に大きなメリットを感じていられるのですね。
「だから、これから漫画家を目指す若者にこそやってほしいです。昔はアシスタントしながら漫画家を目指すのが主流でしたが、今はアシスタントするより、Kindleインディーズなどで自身の作品を発表しながら、ファンを増やし経験を積んでプロを目指す方が無駄がないと思います」
――まとめ本を構成する際は、収録する作品などはどのように選ばれているのですか?
「そのあたりは実は適当なのですが、できるだけ似たような感じにならないように工夫してます」
――ぬこー様ちゃんさんの作品を読んでみようという方にまずオススメの巻があれば教えてください。
「全部面白いんですけど、おすすめはブラック企業編(『#09 2876日後に洗脳が解ける社畜: ブラック企業編 ぬこー様ちゃん絵日記集』)です。これはね、本当に面白いです。うん」
――今年はじめた電子書籍での取り組みは、来年以降も続ける予定ですか?
「もちろん続けていきます。Kindleインディーズ界の『こち亀』を目指してます」
取材協力:ぬこー様ちゃん(@nukosama)