出勤初日、頬が“ゾンビ色”に!?親知らずのトラブルと優しい結末に爆笑と感動「内出血が役に立つとは」【作者に聞いた】
前歯から数えて8番目の奥歯「親知らず」。大人になってから生えることも多く、痛みやトラブルがあれば抜歯することもある歯だ。そんな親知らずにまつわる、社会人一年目の大ピンチと意外な顛末を描いた漫画にTwitter上で反響が集まっている。

抜歯後の内出血で迎えた初出勤、ピンチの逆転に感動
今回紹介するのは、自身の体験をもとにしたオリジナルの漫画をSNS上などで発表する作家のむめい(
@mumei10101
)さんが、昨年11月に投稿した「初出勤の日」という作品。

むめいさんが初出勤を間近に控えた頃のこと。以前から奥歯の痛みに悩まされていたむめいさんは、限界を感じて歯科を受診した。そこでむめいさんは、歯科医師から痛みの原因が4本の親知らずだと告げられる。

痛みを解決するため抜歯が決まったのだが、歯科医院が一番早い予約日として選んだのが、よりにもよってむめいさんの初出勤前日だった。

その後、治療自体は無事に終えたむめいさんだったが、問題はここから。親知らずの抜歯後につきものなのが頬の腫れ。翌日出社したむめいさんの左頬は、内出血で本人が「ゾンビ色」と表現するほどにどす黒く腫れあがってしまっていた。

そんなむめいさんに、「落ち込まなくていいんだよ」と優しく接する職場の先輩たち。そして幸運なことに、むめいさんが配属されたのは百貨店の美容部員だった。「内出血だけでもなんとかしてあげたいよね…」と、化粧品のエキスパートの手によってむめいさんの頬は目立たない程度にメイクでカバーすることができたのだ。

その体験を経て、「自分もこんなふうにメイクが上手くなりたいな」と感銘を覚えたむめいさん。それから腫れがおさまるまでは、「内出血もこんなにカバーできるんですよ」と、自らのメイクをディスプレイとして活用してもらったという。
書籍、クラファン…初めての体験ばかりの2022年
3万6000件以上のいいねとともに、「死ぬほど笑った」「電車内で読んだこと後悔しました」「まさか内出血が役に立つとは」と、爆笑の声が多く寄せられた同作。同時に、「優しい世界」「プロすげぇ…」「ポジティブな同僚ばかりでステキ」とあたたかくフォローしてくれた先輩たちの姿に感動したユーザーのコメントも目立った。
今回紹介したエピソードのほか、むめいさんは幼少期から大人になるまでの思い出を、独特のタッチで漫画に描き、たびたび反響を集めている。2022年4月には『カッラフルなエッッブリデイ』として自身初の単行本も刊行され、企業のPR漫画も手掛けるように。
さらには「むめいのゴキゲンぬいぐるみプロジェクト!!!」として、自身のキャラクターを再現したぬいぐるみのクラウドファンディングが「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」上でスタートするなど、SNS上を中心に人気を呼び続ける作家だ。そんなむめいさんに、激動の一年となった2022年を振り返ってもらった。