「弊社ぶっつぶしてえ~」全てを壊したい女性を“肉まん”が癒やす漫画にほっこり「素敵」「食べたくなる」【作者に聞いた】
――『くるくるくるまミムラパン』ではさまざまなパンが鍵となり、人それぞれの悩みや関わりが描かれます。本作はどんなきっかけで生まれたのですか?
「もともと、学生の頃パン屋でバイトしていたのがきっかけです。いろんな背景を描きたかったので、移動販売車にして、さまざまな場所に行きながらいろんな人に会う話にしようということになりました。
誰しも孤独を感じる時があると思うので、そういう瞬間に、結局は孤独なままだけど、そばに一つパンがあればいいなと思って描きました」
――今回取り上げたお話では登場人物にうるさがられていますが、街並みや屋内も、賑やかさにあふれ見ていて楽しいです。
「見て楽しいと言ってもらえると、とても嬉しいです!背景もキャラクターの一部と思って描いています。登場人物の感情が、背景にも表現できるように頑張ってます。隠れキャラもいっぱいいるので、是非探してみてください!」

――興味を持った読者に向けて、関野さんから『くるくるくるまミムラパン』の見どころをご紹介いただけますか?
「パンと背景を頑張って描きました!1話ずつ完結する短編ものとしても読めますが、店主・ミムラの物語は、3巻でひとまとまりの話なので、最後まで続けて読んでもらえると嬉しいです!」
――昨年は連載完結もあり大きな一年だったかと思います。最後に、2023年の抱負を教えてください。
「これからもたくさん漫画書きたいです。なるべく早く皆様に漫画を読んでもらいたいので頑張ります!絵がもっと上手くなりたいので、いろんな物や場所に行って実物をよく観察して描こうと思います。自分の描く世界の解像度を上げたいです。
今後については、Twitterの方に掲載など決まり次第ご報告させてもらいます。気が向いたら覗いてみていただければ幸いです。皆様ありがとうございます!」
取材協力:関野葵/小学館