高校デビューした美少女、中身はデビュー大失敗!?元“陰キャ”同士の前途多難な青春に「続き気になる」と注目【作者に聞いた】
――本作は「高校デビュー」が一つのテーマです。作品のアイデアはどんなところから膨らんでいったのでしょうか?
「次の作品は学校を舞台にした漫画にしようと思っていました。恋愛だけでなく、人間関係やトラウマなど高校生が直面しやすい悩みを克服し、成長していく姿を描きたいと考えた結果、『高校デビュー』という設定を取り入れて描くことになりました」
――志月と楠木、高校デビュー同士2人それぞれが愛おしいです。2人の描き方でこだわっているのはどんなところですか?
「高校デビューに“成功した志月”と“失敗した楠木”で対比になっていますが、中学時代は2人ともいわゆる“陰キャ”で、根っこの考え方は似ています。2人とも不器用ながらも、頑張っている姿が表現できるように心掛けています」
――『三ヶ月前に別れた先輩後輩の話』では登場人物が社会人でしたが、今回は10代の高校生が主人公です。描き方や作風で変化させている部分はありますか?
「高校生なので、絵柄はもちろんのこと、物事の捉え方や考え方に若さ、幼さが残るように描いています。また、今作では主要な女の子キャラが増えたので、とにかく可愛く描けるように努力しています」

――Twitterでの第1話掲載には大きな反響が寄せられました。こうした盛り上がりにはどんな思いですか?
「漫画どころかツイートすること自体がかなり久しぶりだったこともあり、アップするまでは作品が読んでもらえるかとても不安でした。たくさんの方にいいねやコメントをいただけてとても嬉しかったです。シンプルに『面白い』と言っていただけたのが励みになっています」
――志月のトラウマの鍵を握りそうな少女「蛇川」も含め、今後の展開が気になります。最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。
「コメントを読んでいると蛇川さんが可愛い、気になるという方が結構いるみたいです。これから登場する機会が増えますので、楠木と志月の『友達』関係は今後どうなっていくのか、そし蛇川は2人にどう関わってくるのか、注目して読んでもらえたら嬉しいです!」
取材協力:みいみつき/一迅社