「トイレ使えないのか~オバちゃんタイミング悪いな」清掃員への悪態を描いた漫画について作者に聞いた
ポン条課長の非礼に対し、ネコ谷さんやウサ山さんの共感できる行動について、作者のやぎ公さんに話を聞いてみた。
――本作を描いたきっかけとして、やぎ公さんは本作のポン条課長のような人に遭遇したことがあるのでしょうか?
似たような光景を目にしたことがあります。そのとき、多分焦っていたのでしょうが、「んだよ~」と言って去っていった方を目撃しました。
――本作では、ネコ谷さんやウサ山さんがフォローしたり感謝の気持ちを伝えたりと、その行動が素敵だなと思いました。逆に、そういう場面に遭遇したことはありますか?
私自身、トイレ清掃中の札が立っているときに切羽詰まってて「今入れますか?」と聞いて「どうぞ」と言われたときは「神~!!」と思い、用を足した後に「助かりました~(心のそこから)いつもキレイにしてくださってありがとうございます」と言って清掃員の方にお礼を言ったんです。そのとき、ちょっと驚かれたので、普段お礼を言われることがないんだぁ…と。その後、その清掃員さんにときどき会った際に「お疲れさまです~」と、逆に声をかけて頂けたときは、感謝の気持ちが伝わったんだなぁ…と私自身うれしくなった思い出があります。
切羽詰まった状況のときに「清掃中」となっていると「えーっ」と思うことはあれど、清掃員に悪態をつくのはよくない行為だ。本作を読んで、今回のネコ谷さんやウサ山さんの行動を見習おうと思った方も多いのでは?
取材協力:やぎ公(@yagi_kou_)