振り向いても猫!?きな粉に興味津々な猫たちから飼い主はわらび餅を守れるのか!?【作者に聞いた】
――日頃、お食事されている際に、猫ちゃんたちが寄ってくることは多いですか?
ほぼ必ずそばに来ます。とりあえずは、何を食べているのか点検したいのだと思うんですが、目的が違うことも多くて。早く食べ終わって遊べ!という要求があってそばで待ってるというパターンも多いです。朔ちゃんはちょうど視界に入るところで転がってお腹を見せてますし、ミルは黙って静かに足元に座って、人間に対しても無言の圧をかけてきます。
そういえばポッちゃんはそんなに私の食事には興味示さないなぁ、と今思いましたが…でも!夫の朝食には必ずポッちゃんが寄り添ってますね。お魚に出会う確率が高いからか、純粋にお父さんが好きなのかは不明ですが。猫は群れないと聞きますが、家猫だからなのかやはり人がいる場所にはやってくるようです。
――今回はきな粉でしたが、以前はツナやお魚などに寄ってきたお話も描かれていましたよね。特に寄ってくるのはやはり魚系ですか?
やはり魚には敏感に寄ってきます。匂いがいいんですかねぇ。焼き魚だといい匂いがするのはわかりますが、お刺身でも察知してキッチンに集まりますし、もうツナ缶に至っては開けた瞬間から嬉しそうな顔して待ってるのが怖いです(笑)。
もらえないのに…もらえないのにワクワクして待ってるのがものすごいプレッシャーで、食べるのが申し訳なくなるほどです。でもこうして、好きなものに感情が動いてる様を見てるのも愛しいものです。ちなみにミルは、クリームチーズに興味津々です。私がおいしそうに食べるからですかね?
――逆に寄ってこないメニューもあるのでしょうか?
今までで点検してみて「びっくり!」みたいな顔をしたものはいくつかあります。
まずはバナナ。あとみかんも。そして毎回匂いを嗅いでドン引きしてるのが納豆です。嫌いなのならもう来なきゃいいのに、毎度納豆を混ぜていると寄ってきて点検させろと足をよじ登り、いざ匂いを嗅ぐと「信じられない」という顔をして去っていきます。
アレですかね…猫の本当の気持ちなんてわかりませんけど、臭いとわかっていてもやめられないみたいな、怖いもの見たさ的な感情なんでしょうか。結局嫌いなものでも寄ってきて再確認するので、「寄ってこないメニュー」はないかもしれません。
投稿した際には、「人間の食べ物には興味をそそられるネコさんたちはどこも、同じね」「うちの子はきな粉好きですよ!フンフンしにきて、なめます」といった共感の声が寄せられていた本作。人間の食べ物に興味がある猫ちゃんたちと飼い主の攻防は、さまざまなところで繰り広げられているようだ。
画像提供:藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)