意外と知らない日本語だと「できる」のに、英語だと「できない」こと
みんな必見!日本語と英語の「決定的な違い」とは?
ところがこれが英語だと、話はまったく変わってきます。
Gatchan loves Yunho.
(がっちゃんはユノを愛しています。)
こちら、先ほどとまったく同じ文章ですね。ではこの文章も、先ほどの日本語と同じように、単語の順番をバラバラにしてみます。
Yunho loves Gatchan.
…あれ???
なんだか、とってもがっちゃんに都合の良い文章になりましたねぇ。
「ユノは、がっちゃんを愛しています。」ですって!あー、聞き心地いいですねぇ、英語って最高!
要するに日本語は、単語の位置が変わっても意味が変わらない言語。その理由は?
「を」や「は」などの素晴らしい機能を備えた道具があるから。一方、英語の場合、単語の位置が変わると意味が変わってしまいます。なぜなら、「を」や「は」という道具がないからです。言われてみると今まで「Iは、Love、Yunhoを。」
なんて、聞いたこともないでしょう。あれ?と思いますよね。
じゃあ英語は「を」やら「は」などを、どう表してたっけ? と。
とたんに迷宮に迷い込んだ人がいる一方で、カンを働かせて何かに気が付いた人もいるでしょう。
そう、位置なんです。
位置がすなわち、助詞なのです。単語が置かれる位置こそが、すなわち助詞的な役割を果たす。「を」や「は」という助詞を使わない代わりに、位置が「を」であり、位置が「は」である。要するに英語というのは「位置の言語」だったのです。単語の役割を、ズバリ「位置」が決めてしまう言語ということ。
一方、日本語は、単に単語の後ろに「~を」「~に」といった助詞を付けることで役割を決める「助詞の言語」なのです。特に意識せず母語として自然に使っている立場だと気付けませんが、「助詞」というのは英語圏からしたらとっても特殊で便利な「道具」という事実。

この点こそが日本語と英語との、決定的な違いだったのです。皆さんが学校で呪文のように唱えた「あい(I)まい(my)みー(me)まいん(mine)」。覚えてますよね?あの意味不明な呪文を練習したのは、実はこれが理由だったんです。位置が、すなわち「を」であり「は」であり「に」だから。「私」が「~を」という位置に居座るには「I」じゃなくて「me」に変身する必要があるのです。
もしくは、「私」が「~は」の位置に居座るためには、「I」という服を着ないといけないというワケですよ。「me」ではその位置には座れないのです。

知れば知るほど、突き詰めていけばいくほど、意外と規則どおりで、思っていた以上に単純明快な仕組みなんですよ、英語って。
■書籍概要
『がっちゃん英語 キミに読ませたくて創った文法書』
定価:2420円
版型:A5版/416P
詳細:
https://www.kadokawa.co.jp/product/322007000525/
Amazon:
https://www.amazon.co.jp/dp/4048968793
【プロフィール】
ごく普通の外国人・がっちゃん
英語を日本人に教えているごく普通の韓国人
YouTubeという場にて、英語を日本人に教えているごく普通の韓国人。
英単語の画期的な習得方法の特許と英語の発音矯正に関する国際特許をそれぞれ取得し、自身で直接描いた6000個のイラストを用いて作った英単語アプリ「Gボカ」はリリース当時iOSストア有料カテゴリー1位を記録した。
YouTubeのチャンネル登録者数は50万人を超えており、幅広く人気がある。
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