最高賞金は有馬記念で4億円!?ウマ女が一口馬主になる話に「勉強になる」「興味深い」の声【作者に聞く】

――ズバリ、2022年の収支はいかがでしたか？

【小西】ヴェローナシチーとスピードオブライトの活躍のおかげで2022年はプラスでした。でも調子に乗って、配当金を使ってさらに次の世代の馬へ出資をしたので…。完全に一口馬主の“沼”にハマってますね、はい。

でも得られるものはお金だけではないんです。出資馬のレース出走時に使ったゼッケンが抽選でもらえたり、勝利時に出資馬と記念の撮影ができるので、そういったプライスレスな宝物が我が家にはたまっていきます。これこそが一口馬主ライフの醍醐味といえます。

――小西さんの出資馬が得た最高賞金はおいくらでしょうか？またその際の一口馬主に入ってきた具体的な配当金について教えてください。

【小西】ヴェローナシチーの京都新聞杯(G2レース)2着がこれまでの最高賞金ですね。2着でも賞金はおよそ2200万円。馬主の手元に入ってくる配当は、ほんとおおよそですが60～70％くらいになります。ヴェローナシチーは500口募集馬なので、1口持っている方の手取り配当は2万6000円～3万円くらいになるかな。株式投資と同じで、持っている口数に応じて配当は増えていきます。税金絡みでいろいろあるので、実際に手元に入ってくる額は人それぞれ、ケースバイケースです。

――最後に、『競馬好きの女子が一口馬主になる話』は8話で一区切りついていますが、今後続編の予定はありますか？

【ちゃー】すぐには予定していませんが、描きたいという気持ちはあります。続きの構想もありますので、こうした記事でなにか反響などあればとてもうれしいです。

「わかりやすい」「おお〜、勉強になりますね」というコメントもついたこの作品。「競馬はロマン」とよく耳にするが、一口馬主にも間違いなく大いなるロマンが存在する。応援していた馬が引退したあとも、その子供や血統を追いかけて一口出資してみたり、小西さんのように好きな牧場に出資したり…。「なるほど、馬主もこうやって細かく決まってるんですね」「競馬というとどうしてもその掛け金やオッズに目が行くからこれは知らない世界を知れておもしろいですね」という声も。競馬ファンのロマンが詰まったこの漫画で、一口馬主の仕組みについて知ってみるのもおもしろい！

取材協力＝小西秀昭(@KonySideUp)、ちゃー(@tyanekosu)