「ギャグ漫画と油断して泣かされた!!」「大根に感動するとは…悔しい」しゃべる大根の話に「何この大根!!泣けちゃう」とコメント欄パニック【作者に聞く】
――この作品の設定や構想を思いついたきっかけなどについて教えてください。
最初は「よくある人の形した大根が、実際に喋って動いたら」という考えから出てきた話です。農家の子が大根に服を着せて、SNSに載せて~というところまで決めて、農家の子を男の子にするか女の子にするかを最初は悩みました。でも、男の子にしたらその後の話がするする決まりました。

――“だいこんちゃん”がかわいくて楽しく読み進めていましたが、最後に心にじんわりと来るものがあり、感動しました。この漫画に込めた思い、伝えたかったことなどについて教えてください。
今、自分で読み返しても、かなりいろいろ込めているな~と思います。おじいちゃんの言葉とか、最後のミノルの考え方とか…。でも改めて文章にすると微妙になってしまう気もするので、漫画を読んで何か感じてもらえたらうれしいです。読者の方がTwitterやpixivのコメント欄で思いをいろいろな言葉にしてくださっていて、私が伝えたかったことをがっしり受け取ってくれたんだなあと感じられるコメントも多く、とてもうれしかったです。

内野さんが言うように、コメント欄には多くの読者の熱い思いが綴られ、溢れかえっていた。「最初なんだこりゃって思ったら想像以上にいい話で感動しました」「この漫画を学生時代の自分に見せてやりたい」など、この漫画から各々何かを受け取ったようだ。まだの人はぜひゆっくり読んでみて、あなたにとって大事な何かを受け取ってほしい。
取材協力:内野こめこ(@nokonokomeko)