ド派手金髪、暴言や容赦ないスパルタ指導!アスペルガー症候群のテニスコーチとの出会い【漫画の作者に聞く】

好きになった人はアスペルガーでした1話-12

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「大人の発達障害をより多くの人に知ってもらいたい」

ちくわと申します。 夫と娘の3人家族です。 グラレコを描いております。 グラレコというのはグラフィックレコードの略で、イラストや図を使って可視化する手法のことです。 夫は発達障害(アスペルガー症候群/ADHD)の特性をもっており、Instagramでは、夫の日常をイラスト化し、わかりやすさをモットーに発信しております。

私は、発達障害の認知度が低いことが原因で、不要なストレスを抱えている人が多いのではないか、と考えています。私たちが子供の頃は、まだ発達障害という概念が浸透しておらず、ちょっと変わった子として扱われ、スルーされてきました。 それゆえ、本人でさえその特性を自覚することなく大人になっている人も少なくないのです。

また、その認知度の低さから、一緒に過ごすパートナーもそれに気づかず 「夫と気持ちが通い合わない」 「どうして傷つくようなことばかり言うの?」 と、モヤモヤを抱えて日々過ごしている人も多いのでは?と思います。 そのモヤモヤや違和感は、いずれ怒り、悲しみに変わり、最終的には体調にまで支障をきたしてしまいます。発達障害(アスペルガー症候群)のパートナーとうまく関係を築けず、心的ストレスから不安障害や抑うつ状態になる「カサンドラ症候群」はその一例です。

私は、発達障害を決してネガティブに捉えてはいません。発達障害はその特性ゆえに生きづらさを感じることもあります。でも逆に、得意分野を生かすとすごい力を発揮できることもあります。 さらに、周りのサポートや理解次第で、上手に付き合っていくことも可能なんです。

そのために、まずは発達障害について正しく認識し、理解を深めることが重要です。何より相手を「発達障害だと知っているのか」「そうでないのか」で感じ方がまったく変わります。 先ほど出たカサンドラ症候群に関しても、自身をカサンドラ状態だと自覚することが回復への第一歩です!

私は、この作品を通して、大人の発達障害をより多くの人に知ってもらいたいです。 そうすることで、当事者の方はもちろん、共に暮らすパートナーの方の気持ちが少しでも軽くなるきっかけになれば、とてもうれしく思います。

「好きになった人はアスペルガーでした」

※なお、ちくわさんのご主人の場合は、人の気持ちを想像できない特性に加え、多動性や衝動性に代表されるADHD(注意欠如・多動症)の特徴もあるタイプ。漫画内や記事に出てくる特徴の描写はあくまでちくわさんとご主人のケースに対する説明で、すべてのアスペルガー症候群の方に当てはまるわけではないことを念のため補足しておく。

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