ボウリングデートで異常な負けず嫌いを発揮。アスペルガー彼氏の思考回路に戸惑う【漫画の作者に聞く】
アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)と診断されたご主人とのちょっとユニークな日常生活をInstagramで発信している、ちくわさん(
@chikuwa_bloger
)。ご主人からの衝撃的なカミングアウトからそれを受け入れて結婚に至るまでを描いた著書 「好きになった人はアスペルガーでした」 から一部抜粋・編集し、近年関心が高まる「大人の発達障害」のリアルや向き合い方、対策などを紹介していく。
テニススクールに通うちくわさんは、担当テニスコーチ(のちのご主人)の非常識な言動にうんざりしつつも、どこかユニークな人だと感じていた。やがて、彼の率直な言動や行動に対して「裏表のない、信頼できる人」と好感を抱き交際を始める。ただ、その率直さや極端な言動はアスペルガー症候群の特性によるものであることを、ちくわさんはまだ知らない。
「違和感を抱いた日」
本格的に付き合い始めた2人。だが、ボウリングデートで早くもちくわさんは彼に違和感を抱き始める。ちくわさんに負けた彼はいきなり翌日から、コーチを雇ってマイシューズを手に入れ、さらに毎朝20ゲームの猛特訓を始めたのだ。











その後のデートで見事リベンジを果たした彼は、なんとその日からぱったりと特訓をやめた。ちくわさんは、たかがデートの遊びに過ぎないボウリング勝負で、異常な集中力を見せた彼の姿に違和感を抱く。またある日、海鮮居酒屋に行った2人。ちくわさんが「好きなもの注文して」と言うと、彼は…。