「人生に挫折は必要」…山登りで出会ったおじさんから贈られた温かいエールの言葉【作者に聞く】





「私自身も看護師の仕事の中で挫折した経験があります。どうしても乗り越えられないことがあり、転職をすることにしました。心が壊れる寸前まできましたが、そのとき味わった辛さや苦しみは、今となっては自分の糧となっています」






「太郎は自分が受けた衝撃をすぐには言葉として表に出すことができません。もし太郎がこれから『挫折』を経験することになれば、気持ちを表に出せるときを待って、話を聞こうと思っています。何か変わったことがあったときは言葉には出ませんが、態度や表情からわかるので、ゆっくりと見守っていき、太郎を支えるまわりの方と情報交換をしていこうと考えています」




太郎くんの個性をあたたかく見守る“やさしい世界”を描いた「自閉スペクトラム症の太郎とやさしい世界」には、自分にも他人にも優しくなれる生き方のヒントが詰まっている。
