鏡から手が…!?引きずりこまれる“先生”を救えるか?最後2コマで血の気が引く急展開が…!!【作者に聞く】
幼稚園で黒色のクレヨンだけが消える事件が発生した。犯人は年少クラスのまだ言葉もおぼつかない小さな男の子。ただひたすら鏡を真っ黒に塗りつぶしていたのだ。先生が理由を聞いても、“こあいの”“こあいよ~”を繰り返すばかり。その夜、この鏡が映し出すものを、そのときは誰も知らなかった…。

怪奇やホラー漫画を得意としており、幼稚園を舞台にしたホラー漫画「カヤちゃんはコワくない」を「くらげバンチ」(新潮社)にて好評連載中の百合太郎(@yuritaro_0316)さん。主人公・カヤちゃんは、“霊能力を持つ幼稚園児”で、数々の怪奇現象を痛快な“蹴り”の一撃で仕留めるパワフルガールだ。恐ろしいホラー描写がある一方、幼稚園児が繰り広げる意外なアクションがスパイスとなり、2023年5月に第3巻が出た人気作だ。今回はシリーズの中でも評判が高い「鏡はコワくない」を紹介する。

今回の怪奇事件は、子供たちの退園後に発生した。預かり保育中でまだ園にいたカヤちゃんとチエ先生のもとに、掃除道具を持ったメロ先生が通りかかった。メロ先生は少し口が悪く、子供の目の前で“この子ちょっと問題児な感じで~”というような発言をしてしまう、それこそ“問題児”の先生。メロ先生は、昼間に真っ黒に塗りつぶされた年少クラスの鏡の掃除に向かっていた。数分後、「いっ…!いやあああっ!」。年少クラスの方角からメロ先生の悲鳴が聞こえてきた!一体何が起こったのか!?

メロ先生のもとに駆けつけた最強の霊能力幼稚園児・カヤちゃんの渾身のキックで、事件は幕を下ろしたように見えたがホッとしたのも束の間、最後に背筋がゾッとする大どんでん返しが待っていた!!本作品について、作者である百合太郎さんに話を聞いてみた。