子宮がんと診断された妹…リスクを背負いながらも全摘を選ばなかった理由とは【作者に聞く】
看護師でありシングルマザーであるまゆんさん(
@mayun4311
)。彼女の著書「自閉スペクトラム症の太郎とやさしい世界」は、自閉スペクトラム症で特別支援級に在籍する息子・太郎くんとその周囲の人々の心温まる暮らしを描いたコミックエッセイだ。「太郎くんの素直な一言で心が解きほぐされる」と反響が寄せられた本作から一部を抜粋・編集し、まゆんさんのインタビューとともにお届けする。
今回のテーマは「いろんな生命」。
子宮がんの診断を受けた妹
まゆんさんの妹、はるんさんからメールが届いた。がんだという。







「はるん(妹)から初めてがんだと聞いたとき、『はるんが目の前からいなくなるのか?』と不安や絶望感に襲われました」。はるんさんは、子供が欲しいと子宮温存の選択をする。太郎君の存在に心を揺さぶられたのだ。「全摘をしないという話を聞いたとき、実際は漫画に描いているよりももっとたくさんの時間を使ってはるんと話しているんです。ばあばやじいじはほとんど口を出すことなく、私とはるんの話し合いの結果を待っていました。はるんの思いと、私たち家族の思いを伝え合いましたね」







