「生贄制度は廃止になってるぞ」衝撃の事実に絶句!殺してと願うも「マズそうだ」と拒絶…!?【作者に聞く】

貧困の村から生贄として、残忍な王のもとに1人の少女が差し出された。覚悟を決めていた彼女だったが、王のひと言に唖然としてしまう。「生贄(いけにえ)制度は廃止になっているぞ」――なんと獣人と人間が共存するこの世界でも、社会変革が起きていた!

どういうこと?いつから?聞きたいことはたくさんあるが、言葉が出てこない…


「おいしい生贄のはずだった」は、生贄の代わりにその村の発展を約束するという古いしきたりに則り、“イーナカ村”から身寄りのないニナが差し出されたところから話は始まる。しかし無慈悲な王の前に突き出されると「ムダ足だったな」と追い返される。イーナカ村は今後援助の対象になっているから安心しろ、と帰されそうになるが、戻る場所なんてないニナは「食べるか殺すかしてください」と懇願する。しかし、王はニナをじっと見ると「マズそうだな」とひと言…。

生贄にも失格なのか…?生贄としても求められていないことに愕然(C)國里


踏んだり蹴ったりのニナ。生贄の役割を押しつけられ、辛い気持ちを殺して“村のため”と自分を言い聞かせたのに、いざ来てみると生贄制度は廃止。戻る場所なんてもう持っていないニナは「食べるか殺すかして」と泣くも、追い打ちをかけるように「マズそうだ」と一蹴され…。作者である國里さんにストーリーの見どころや注目してほしいキャラクターについて話を聞いてみた。

「太りなさい」と食べ物を与えられたニナは泣き出す(C)國里


――「おいしい生贄のはずだった。」は100ページを超える長編ですね。ストーリーについて簡単に教えてください。

飢饉の村に住む孤独な少女が、生贄として獣人の王様の元へやって来ます。帰る場所のない少女はその場で食べてほしいと懇願しますが、痩せすぎていてマズそうだからと拒否され、王宮に住み込んでの“デブ活”が始まります。次第に王様の優しい一面や王宮の人々の優しさに触れ、生きる気力を取り戻し、そのまま働かせて貰うことに。そんな生活の中で芽生える恋や、自分の存在価値、自己肯定感を取り戻していく、というお話です。

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