黒猫は闇に溶ける…!?意外すぎる場所に潜む猫たちの不思議な生態とは?【作者に聞いた】
本作で描かれた出来事に関して、作者の藤緒さんに話を聞いてみた。
――今回は階段でしたが、ほかにも危うく踏んでしまいそうになる場所に猫ちゃんたちが潜んでいることはありますか?
潜んでるということもないのですが、我が家の猫たちは私が動き出すと今までどこにいたのかわからないのに突如集まってきて、ゾロゾロと私についてくるんです。特にミルは普段からべったりしたがりなので、ついてくるときも速度を同じに保って常にそばを歩くんです。それが危なっかしくて踏みそうになりますね。これが階段を降りるときだと余計怖いですよ。
ミル的には私の足にすりすりしながら歩きたいのか、足にまとわりつくので、危ないから振り払おうとして速度をあげたりフェイントをかけたりするんですが、まぁ猫には勝てませんよね。なので、家の中なのに何やらいつもギャーギャー言いながら移動しています。
――今までで一番びっくりした猫ちゃんたちの居場所はどこでしょうか?
やはり一番は「炊飯器の裏」でしょうかねぇ。食器棚の中段辺りに炊飯器を置く用の場所がありまして、スライド式になっていて手前に引き出せるわけなんですが、手前に出すと言うことは奥に空間が生まれるってことでして。
3匹の中でもダントツで客人が苦手なポッちゃんが、ある日知らない人が訪ねてきて姿を消したんです。絶対家のなかにはいるんですが、何回呼んでも出てこなくていろいろ探し回った結果、その「炊飯器の裏」で小さくなっていた…ということがありました。確かに奥にちょっとした空間はあるものの、足場になるような物もなく、しかもストレートに入るにはあまりに隙間が小さいんですが、それでもそこに入って隠れてましたから、余程知らない人がイヤだったんでしょうねぇ。見つかってよかったんですが、見つけた瞬間は笑ってしまいました。
人が「なぜそこに?」と思うようなところでも猫には居心地がよかったりするようなので、ソファーカバーの中に潜ってみたり、洗濯かごのなかで休んでいたりしています。あと、なぜか毎度押入れの戸が15センチくらい開いたままになってるのを見つけてしまうんですが、やっぱりそれって…そういうことなんですかね。やだなぁ。
投稿した際には、「階段で寝ている、ぬこ様を踏みそうになったよ」「踏んでまうやろー!」など、共感の声が多く寄せられていた本作。「危うく踏みそうになる」は、猫飼いさんにとっては、やっぱりあるある!?
画像提供:藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)