鼻腔ガンの手術方法…「鼻を開く」ってどういうこと!?長期入院を快適に過ごすための必携グッズも紹介【作者に聞く】




入院生活を少しでも快適に過ごすための必携グッズ
今回のがん治療が人生初の長期入院でした。病院から入院準備のためのプリントをもらい、必要なものを準備しました。義母も実母も「パジャマは絶対レンタルが便利だから申し込みなさい!」と言ってくれたことがおもしろかったです。入院初期は家族も自分もまめに洗濯できるけど、長期になるとどんどん負担になるし、入院中にしばしばパジャマを汚すからレンタルの方が絶対的に楽って。確かに誰にも気兼ねせず過ごすことができたのでよかったと思います。
持参してよかったものの例をいくつか挙げてみます。
1…ドリップコーヒー、フレーバーティー、渋目の緑茶とお気に入りのマグカップ
治療中いろいろ不安になることも多いですが、自分が好きなものの香りに触れることで、落ち着いた気持ちになれました。
2…洗濯物を入れるバッグ(洗濯ネット)&お風呂バッグ
下着類は自分で洗う必要があったので、それを入れて洗濯室へ行くためのバッグは必須。調子がいい時は普通にシャワーも浴びられたので、お風呂用のシャンプーや石鹸、着替えが入るバッグがあると便利でした。
3…コードが長めのイヤホン
Bluetoothなどが使えないテレビだったので、横になりながらテレビを見るためのイヤホンは絶対忘れない方がいいと思います。音質がいい耳に優しいものがおすすめです。
4…大きいS字フック
お風呂セットやバッグをベッドサイドにかけるためのフックです。入院中何度も「S字フックがあれば…」と思ったため、結局お見舞いの時に夫に家から持ってきてもらいました。
5…ピーリングジェル
「ずっとシャワーばかりの生活だと、なんだか角質が溜まっていく感じがするよね」と患者さん同士でも話していました。みんな気になっていたようです。ピーリングジェルを持って来ていたので同室の患者さんに順番で貸してあげたら、めっちゃ感謝されました。
ちなみに、入院初期で印象に残ったことは尿の保管です。最初の2日ほど、トイレに行って出すすべての尿を保管しないといけなかったのが衝撃的でした。1日に出す尿の全体量を計る必要があったようです。




マイナーな“鼻腔ガン”は、情報を探すのが困難だった
入院前から、本屋さん、図書館、インターネットなど思いついたものは全部確認して調べていたんですが、「鼻腔ガン」について書かれていたものはほとんどありませんでした。圧倒的に大腸や胃、肺、子宮のがん患者さんの割合が多いようです。Instagramで検索しても「鼻腔ガンになった犬」ばかり出てきて、人間よりも犬の方が鼻腔ガンにかかりやすいということがわかっただけでした(笑)




がんの当事者になった時のために読んでおきたい
がんとの闘病生活のリアルを知ることができる「鼻腔ガンになった話」。誰もが”がんサバイバー”の当事者となる可能性がある今、ぜひ読んでおきたい作品だ。
