治療費が数百万円になることも…保険適用外の「がん」とは?がん保険への加入が大切なワケ【作者に聞く】
鼻づまりで病院に行ったら、突然「がん」と宣告された!2児の母であるやよいかめさん(
@yayoi_kame
)が2023年3月に発売したコミック
「鼻腔ガンになった話」
は、そんな実体験を漫画化した闘病エッセイだ。お金や手術、副作用…さまざまな不安を抱えながらも、家族や周囲の人々と支え合うことで闘病生活を乗り越えていく様子を、”がんサバイバー”当事者の視点からコミカルに描いている。
今回は
書籍
の一部を抜粋・編集し、作者であるやよいかめさんのインタビューとともにお届けする。
※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含む為、閲覧にはご注意ください。






いよいよ放射線治療がスタート。大きな副作用は出なかった
鼻を開く(=切開手術)も選択肢にあると聞き、非常に戸惑いました。しっかりと切除するためには、自分の希望うんぬんの問題ではないんだなと感じました。先生からはがんをしっかり取って、寛解させて再び健康な生活に戻す!という信念がビシバシと伝わってきました。その一方で、手術痕はやはり気になりました。「既婚の40代だったら、ガンを治すためにちっちゃい鼻の傷くらい残ってもいいでしょう」という本音も、先生からはチラ見えしました。その考えは理解できますが、極力傷が残ってほしくない“乙女心”もわかっていただきたいと思いました。女性は死ぬまで乙女ですから(笑)
放射線治療は、照射中は特に痛みも何もありませんでした。ただ、回を重ねるごとに体のだるさや口腔内の渇きを感じました。放射線治療を受ける前に、放射線科の先生から副作用について脱毛、食欲不振、下痢などがあると聞いていたのですが、そこまで大きな副作用は私の場合出ませんでしたね。




