治療費が数百万円になることも…保険適用外の「がん」とは?がん保険への加入が大切なワケ【作者に聞く】









入院して意外だったのは、がん治療のためにさまざまな”科”に関わったことでした。鼻の腫瘍なので耳鼻科のお世話になると思っていたら、治療を終えるまでに放射線科、歯科、脳神経外科、麻酔科の先生それぞれに診察を受けました。おそらくほかにも、病理医や放射線技師、薬剤師などいろんなプロフェッショナルの方々が、患者からは見えないけれど頑張ってくれていたんだと思っています。診察を受けた先生方からはいろんな方面からがんについて教えてもらうことができたり、先生同士でも話し合ったりしてるんだなぁと感じることができてよかったです。



保険は最大限に利用!わからないことはプロに聞くのが大事
高額療養費制度については、「治療が長くかかる可能性がありそうなので、申請を一年でしといたほうがいいですよ」と医療事務員の方に病院で教えていただきました。がん保険に入っていても、お金のことに関してはわからないことが多いので、とにかく保険の資料を全部持って入院し、わからないことは医療事務員さんに聞いたり、電話して自分が入っている保険の担当の方に聞いたりしました。
”何がわからないのか、わからない”ということでさえ、とにかくプロに聞いていました。あと保険会社に提出する書類は、書けるところはできるだけしっかり書いていました。退院後の通院した期間にかかったお金とか。書ききれなくて「用紙をもう一枚送ってください!」とお願いしたことも。手間がかかって面倒くさいですが、せっかく入っていた保険なのでできる限り利用し尽くそうと思いました。

がんの当事者になった時のために読んでおきたい
がんとの闘病生活のリアルを知ることができる「鼻腔ガンになった話」。誰もが”がんサバイバー”の当事者となる可能性がある今、ぜひ読んでおきたい作品だ。
