がん病棟での入院生活。家族や“先輩患者”との交流が心の支えに【作者に聞く】
鼻づまりで病院に行ったら、突然「がん」と宣告された!2児の母であるやよいかめさん(
@yayoi_kame
)が2023年3月に発売したコミック
「鼻腔ガンになった話」
は、そんな実体験を漫画化した闘病エッセイだ。お金や手術、副作用…さまざまな不安を抱えながらも、家族や周囲の人々と支え合うことで闘病生活を乗り越えていく様子を、”がんサバイバー”当事者の視点からコミカルに描いている。
今回は
書籍
の一部を抜粋・編集し、作者であるやよいかめさんのインタビューとともにお届けする。
※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含む為、閲覧にはご注意ください。












家族との交流の時間が心の支えに
家族は、できる限り毎週末お見舞いに来てくれました。売店の前のテーブルでみんなでアイスクリームを食べるのが定番。ほかには、毎晩10分程度、公衆電話から家に電話をかけていました。家の固定電話にかけた方が、夫の手を煩わせずに子供たちと直接コミニケーションが取れると思ったからです。「おやすみ」が言えただけの日もありましたが、今思い返すとよかったなぁと感じます。


