「登りたい気持ちがあれば十分」山好きの患者さんの言葉がグッとくる。衝撃の“山登り失敗談”も紹介【作者に聞く】

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――作中で、山登り経験者の山本さんから「初めての山には石鎚山を!」と提案を受けていましたが、その理由は何だと思いますか?

道を選べば危険箇所がないことと、山を知らない私に石鎚山の美しい景色を見てほしい思いがあったのかなと想像します。私の主観ですが、山での体験や景色を誰かと共有したい登山者は多く、山本さんもそう思ってくれてたのかなあと勝手に思ってます(笑)。(山本さんは退院してしまって後日報告ができなかったのが残念でしたが、あのとき石鎚山を教えてくれた感謝でいっぱいです)

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――登山計画中、行きたい山が決まったあと、まず初めにしておくべきことはなんでしょうか?

1つに絞るのが難しいですが…大前提として自分が行けるレベルの山なのか情報を集めることでしょうか。そして天気を見て登る日にちを決める。山選びと天気の判断を大きく間違えなければ、事故のリスクは減らせると身をもって感じております。

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――コラムで「山の天気」について詳しく教えてくださいましたが、今までの山登りで「山の天気」関連で何か失敗してしまった体験談などあれば教えてください。

「顔面出血事件」と呼んでいる失敗経験があります。まだ山の天気の判断が十分にできない頃、登山中長時間雨風にさらされることがありました。

自分のレベル以上のコースを選んでしまったこともあり、低体温とカロリー不足によりフラフラになってしまい、下りで顔から大転倒しました。そのとき、鼻を石で切り顔面が血だらけになって大泣きしました(これだけで済んで運がよかったです)。

それともう一つ。恥ずかしい話ですが、予想もしてない大雨に見舞われて登山道が川状態になり通れなくなったこともあります。そのときはルートを変えて下山しました。「なんで私って毎回こうなんだ」と自分への怒りと呆れを覚えることも多々ありましたが、これらの経験は今に間違いなく活かすことができていると感じます。引き続き気をつけます。

無趣味OLが山にハマっていく過程を描く「ゼロから山女子はじめてみました」。隔週火曜日連載中です!次回もお楽しみに。

取材・文=濱田瑠奈

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