34歳で初めて恋した彼と紆余曲折の末付き合うことに!「当時の好きは全部執着だった。もはや怨念!」【作者に聞いた】


「ちゃんと付き合って安心させて」と伝えたところ、まさかの返答が…!

冒頭ではケンジ君に直接会った際の高揚感や喜びが描かれているが、一番幸せだと感じたのはどの部分だったのだろう。

「1年以上通話だけの関係で、直接顔を見て話すことがなかったので、本当に実在していたんだ!と感動しました(笑)。『どうしてこんなにも気があうのに会えないんだろう?』とずっと思っていたので、この人とずっと話していたんだなぁとじんわり幸せでした」

当初はやる気満々だったケンジ君だが何のリアクションもないため、思わず「スケベしなくていいの?」と聞いてみたみくるべさん。すると「あー…忘れてた」とまさかの答えが。

「本当に忘れていたのか何か別の考えがあったのか、真相はわかりません…。当時は彼なりに気を遣ってくれていたのかなと思ったので、自分から伝えてみました」

「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」第8話-4


しかし不安と緊張のなか行われた性交渉について、「泣くほど痛かった」と振り返る。

「はじめてのときと比べ物にならない痛さでした!カミソリで中を剃られているようなヒリヒリした痛みで、何でこんなに痛いんだ!?と混乱状態でした」

そもそも性交渉に対してまだまだ不安を抱くみくるべさんに、「痛い?大丈夫だよ」と言いながら一方的に突き進むケンジ君には、「そんなに焦らずまずは緊張をほぐしてあげて!?」と突っ込まずにはいられない。

「性に関しては自分の知識不足もあり、到底幸せを感じられるようなものではありませんでした。世のカップルがなぜ性行為をするのか謎であり、したいと思えるのが羨ましかったです」

紆余曲折の末、「いろんなはじめてをくれたケンジ君に求められるのはうれしいからちゃんと付き合って安心させて」と伝えたところ、「みくるべは俺の彼女」とまさかの答えが!晴れて付き合うことになったものの、今では「いろいろあったのになんでそんなに付き合いたいの?」と自分でも思うそう。具体的にどんな部分に対してそう感じるのだろう。

「当時の自分の『好き』が全部『執着』だと思うからです。根底に『今までの時間を無駄にしたくない!この人と絶対幸せになる!じゃないと許さない!』があったのかと思います。もはや怨念ですね(笑)」

「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」第8話-11

「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」第8話-12

「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」第8話-13


ようやく付き合うことになったケンジ君を、「運命の相手として信じたい」と強く思うみくるべさん。だが空港に向かう車の中で、女性もののネックレスを見つけるのだった…。2人の恋の運命やいかに!?当時の思いを赤裸々に描くみくるべさんの漫画を、今後も楽しみにしてほしい。

「34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録」第8話-16


取材・文=石川知京

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