年収3000万円の男性と結婚し、待望の娘が誕生。しかし愛する娘の顔はかわいくなくて…!?【作者に聞く】
きれいごとだけではうまくいかないけれど、愛はあらゆることを乗り越えるきっかけに
現代では多様性や自分らしさを尊重することが重視される中で「外見」というテーマを題材にした神谷さん。今回の漫画で伝えたいメッセージを聞いた。
「きれいごとだけではうまくいかないこともあるけれど、愛はあらゆることを乗り越えるきっかけになり得る、ということを伝えたいです」


漫画には「大切な子供だからこそ余計に気になる」「この主人公を憎めないから幸せになってほしい」などの声が寄せられているが、主人公のゆうみに共感するコメントが多かったことが驚きだったという神谷さん。中でも印象に残っているものがあるという。
「『主人公は子供への愛情はあっても自己肯定感が低い。外見だけが自分の価値と信じている。外見は他人の評価によって左右されるから、他人が自分の価値を決めてくれると信じている。他人軸の自己評価はもろく崩れやすい。子供にも他人軸の評価しか価値がないと教えたら、親子でしんどい生き方だろうな』というコメントは特に印象に残りました。自分が言語化できなかった主人公の葛藤がまさに表現されていて、自己肯定感や評価のあり方などを考えさせられました」


これからの活動について「今後もブログやInstagramをメインに活動してまいりますので、ぜひ見に来てください!」と神谷もちさん。「私の娘は可愛くない」は、神谷さんのブログとInstagramでも公開中。ぜひ読んでみて欲しい。
取材・文=松原明子