恋人と一緒にいたいから、性の問題について考える。「自分の身を守ることでもあるから恥ずかしいとは思わない!」【作者に聞いた】
性交痛を軽減させるべく、前向きに情報収集
みくるべさんは以前から性交痛に悩んでおり、過去にはあまりの痛みに泣き叫んでしまったことも。今ではSNSで積極的にフォロワーと交流している彼女だが、当時は同じ悩みを持つ人と情報交換などは行っていなかったのか聞いてみた。
「以前はそういった性にまつわる話に対して恥ずかしさがあったため、誰とも情報交換できませんでした。見栄っ張りだったんでしょうね。今では心を開いてインライで聞けるようになって、よかったです」


「自分の身を守ることでもあるから」と、痛くなりにくいゴムや潤滑油などを前向きに調べ伝えたところ、「ケンジ君の反応もよかった」そう。これは性的なことが苦手だったみくるべさんが、少し積極的になったことも関係しているのだろうか。
「今までは全面拒否!という感じだったので、少しは前向きになったと喜んでくれていたのかもしれません」
これまでの2人を見ていると、とにかくイチャつきたいケンジ君VSどうにか回避したいみくるべさんのような構図だったので、ケンジ君が「大好き」と言ってぎゅっとしてくれる描写は正直意外に感じた。
「意外とデレるときは、めちゃくちゃデレてくれました。ケンジ君の方が年下なので、かわいかったです。そして絆されるという…(笑)」

やがて帰る日が近づき、「ずっと一緒にいたいね~」「俺も~」と話す2人。しかしふと「このやり取り何回目だ?」と思い、一緒にいるために「フリーランスへの転向」を本気で考えるみくるべさん。まずは勉強だ!と意気込むものの、この4ヶ月後に突然フラれてしまうのだった…。当時の思いを赤裸々に描く漫画を今後も楽しみにしてほしい。



取材・文=石川知京