「何度でも足を運びたくなる魅力」同じ山に登り続けること1カ月、気づいたこととは。登山に欠かせない”行動食“の選び方も筆者が伝授!【作者に聞く】




――雨の日や風の日にも登ったとのことですが、天気の悪い日の登山で印象的なエピソードはありますか?
2つあります!
1つは、登山道具の凄さに驚いたことです。雨の中歩いても中の服が濡れず、普通の雨具より蒸れにくい。悪天候だからこそ"登山のために作られた道具"の快適さを知ることができました。
もう1つは山の上での悪天候に恐怖を覚えたことです。それまでは街で台風の中歩いても恐怖を感じることは少なかったのですが、山の上(伊予富士の稜線)で雨風に見舞われたときは凄まじい恐怖を感じました。風も桁違いで、遮るものもなく…天気の変化も目まぐるしく、当たり前ですが街での天気とは全然違うことを身をもって体感しました。




――いろんな山に登ることも新鮮で楽しいと思いますが、あえて同じ山に登り続ける醍醐味もたくさんあるのですね!
そうですね!前の登山では気付けなかった景色や植物の発見があったり、自分の身体の変化・コンディションが知れたりすることが私的な醍醐味です。
ほかにも、同じ山でも季節の変化を楽しむことができたり、常連さん同士で親しくなれたり…。同じ山を登ることでコースを知っている安心感から、山の景色をゆっくりと楽しむ余裕が生まれることも魅力の1つですね。



――コラムで詳しくご説明していましたが、山登りには行動食も大切なのですね。初心者向けに行動食の選び方を教えてください。
特に選び方に決まりはなく、日帰り登山なら自分の好きなお菓子やパン・おにぎりなどの食事を持っていくのでOKです!数日山を歩く場合は、カロリー計算・栄養・重量をより意識した行動食の計画が必要となります。
私の場合レギュラー的な行動食もありますが、毎回同じだと飽きるので、毎回いろいろな行動食を取り入れて試している感じです。コンビニやスーパーなどで、常に行動食に向く食べ物を探す癖がついてます(笑)。
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取材・文=濱田瑠奈